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トロンフォーラムメールマガジン | TRONWARE VOL.192「2021 TRON Symposium プレビュー」

トロンフォーラムメールマガジン |  TRONWARE VOL.192「2021 TRON Symposium プレビュー」

トロンフォーラムが毎月お送りするメールマガジンの2021年12月号をお送りします。

TRONWARE VOL.192「2021 TRON Symposium プレビュー」

TRON & IoT技術情報マガジンのTRONWAREは、最新号となるVOL.192を12月15日(水)に発売いたします。

本号の特集は「2021 TRON Symposium プレビュー」です。2021年12月8日から10日までの3日間、東京・六本木の東京ミッドタウンで開催する「2021 TRON Symposium -TRONSHOW-」は、昨年に続いてリアルとオンラインのハイブリッドで開催します。

このTRONSHOWに向けて、TRONプロジェクトの2021年の成果をご紹介するPreviewを掲載しました。TRONプロジェクトが推進する「IoT-Aggregator」や「IoT-Engine」、「μT-Kernel 3.0」、「TRON IoT脆弱性センター(TIVAC)」、「リカレント教育」をはじめ、公共交通に関する各種データをワンストップで提供する活動に取り組む「公共交通オープンデータ協議会」の2021年度の活動状況を報告しています。さらにTRONSHOWへ出展する各社から、TRONSHOWに向けた各社の出展内容や活動内容等についていただいた寄稿を掲載しました。
 
また、10月11日に京都の龍谷大学響都ホールで開催されたIEEE GCCE2021前夜祭「デジタル・シンポジウム」での、坂村会長の講演「日本のICTの課題」の様子を誌上採録しました。このシンポジウムは10月12日から15日の3日間、IEEE主催の家電技術に関する国際会議GCCE2021に先立って行われたもので、リアルとオンラインのハイブリッドで開催されました。IEEE Life FellowおよびGolden Core Memberを務める坂村会長が、TRONプロジェクトとIEEEとの関係の歴史について紹介したうえで、日本の課題について指摘したものです。

さらにIoTに関連した脆弱性情報をご紹介する「TIVAC Information」では、FragAttacksの脆弱性に関する報告を行っています。

TRONWARE VOL.192の詳細は以下をご参照ください。
https://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/358.html

事前登録受付中 12月8日(水)-10日(金)2021 TRON Symposium -TRONSHOW- 開催

2021年12月8日から10日までの3日間、東京・六本木の東京ミッドタウンで開催する「2021 TRON Symposium – TRONSHOW –」 の事前登録を受付中です。

今年のTRONSHOWのテーマは「Rebooting」です。初日は、TRONプロジェクトリーダー坂村健(トロンフォーラム会長/INIAD(東洋大学情報連携学部)学部長による基調講演「Rebooting ─ 2021年のTRONプロジェクトと今後の展望 ─」を行います。

また、DX特別セッションとして「社会全体の「Rebooting」に向けてICTが果たす役割」を開催します。新型コロナウイルス禍でリモートワークなどICTの活用による業務のやり方が大きく変わった点やこれから取り組むべきテーマなどについて、世界をリードするICT企業の幹部の方と坂村会長によるパネルディスカッションを行います。さらにVLED特別セッションでは、「地方創生のRebooting」と題してDXを活用したスマート行政推進を支援するVLED(一般社団法人オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構:坂村健理事長)の取り組みやスーパーシティについて紹介します。

2日目以降も「INIADのリカレント教育」、「Open Smart UR」、「ニューノーマル時代を支える「三密」回避技術」、「IoTエッジノード向け世界標準RTOS「μT-Kernel」の新たな展開~ヘテロジニアスマルチコアプロセッサへの対応~」、「場所・位置情報を活用した技術と最新応用事例」などのセッションが行われる他、特別協賛をいただいた各社によるセッションが行われます。

この他、鉄道、バス、航空、フェリーといった交通事業者やICT事業者で構成される公共交通オープンデータ協議会が実施してきたコンテスト「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」の表彰式を12月10日(金)10時30分からTRONSHOWの会場内で行います。どのようなアプリが開発され入賞したのかをご確認いただき、公共交通オープンデータの可能性に触れてください。

「2021 TRON Symposium – TRONSHOW –」の基調講演や各セッションの聴講は無料ですが、事前登録が必須となっています。会場へご来場いただいたり、オンラインでご参加いただいたりするにあたって、以下をご参照ください。

2021 TRON Symposium – TRONSHOW –
https://www.tronshow.org/

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μT-Kernel 3.0 最新バージョンと市販マイコンボード向けBSPをリリース

トロンフォーラムは、2021年11月15日、μT-Kernel 3.0の最新バージョン 3.00.05の正式版をGitHubでリリースしました。

μT-Kernel 3.0は、IoTエッジノード向けの世界標準OS仕様「IEEE2050-2018」に完全上位互換のリアルタイムOSです。今回のバージョンアップでは、RZ/A2M (ARM Cortex-A9コア)マイコンに対応するとともに、各種デバイスドライバが追加されました。

また、市販のマイコンボードSTM32L476 Nucleo-64に対応したμT-Kernel 3.0 BSP(Board Support Package)をリリースしました。本BSPには、基本的なデバイスドライバまで組込み済みのμT-Kernel 3.0とその開発環境のプロジェクトが含まれ、マイコンボードですぐにμT-Kernel 3.0の使用が可能となっています。

μT-Kernel 3.0 リファレンスソースコード
https://github.com/tron-forum/mtkernel_3

μT-Kernel 3.0 BSP
https://github.com/tron-forum/mtk3_bsp

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「基礎から学ぶ組込みμT-Kernelプログラミング」12月15日発売

トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディアは、12月15日に「基礎から学ぶ組込みµT-Kernelプログラミング リアルタイムOSの初歩から実践テクニックまで」(坂村健・監修、豊山祐一・著)を発売します。

IoTの普及に伴い、ネットワークに接続されるIoTエッジノードのプログラミングが重要になっています。このIoTエッジノードはリアルタイムOSを使用した組込みシステムであり、一般のソフトウェアとは異なる点が多く、プログラミングの修得が簡単ではないと言われています。

本書では、IoTエッジノード用リアルタイムOSの世界標準仕様であるIEEE 2050-2018に準拠した最新のリアルタイムOS「μT-Kernel 3.0」を取り上げて、OSの基礎から開発現場で役立つ実践テクニックまで、幅広く扱っています。

詳細は以下をご参照ください。

基礎から学ぶ組込みμT-Kernelプログラミング
https://www.personal-media.co.jp/book/tron/373.html

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12月2日-17日にイーソルがT-Kernelをテーマとしたウェビナーを限定公開

トロンフォーラム幹事会員のイーソルでは、T-Kernel をテーマとしたウェビナー「ここから始める T-Kernel~基礎知識から導入メリットまで詳しく解説~」を、12 月 2 日(木)から 17 日(金)まで、オンデマンドで限定公開します。T-Kernel の概要や、同社が提供するリアルタイム OS について解説します。

全体は三部構成になっており、T-Kernel に関する基礎知識をご紹介する第一部、イーソルが提供するマルチコアにも対応できるリアルタイム OS をご紹介する第二部、そしてイーソルのパートナーであり、トロンフォーラムの幹事会員でもあるユーシーテクノロジ社が提供する μT-Kernel についてご紹介いただきます。

リアルタイム OS の導入を検討している方や、ITRON から T-Kernel への移行を検討されている方にもお勧めのウェビナーとのことです。

参加費用は無料ですが、聴講いただくにあたり条件がございます。詳細はイーソルの以下のページをご参照ください。

【Web】ここから始める T-Kernel~基礎知識から導入メリットまで詳しく解説~
https://www.esol.co.jp/seminar/seminar_234.html

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12月23日-24日にルネサス エレクトロニクスがμITRONを用いたリアルタイムOS入門(オンラインセミナー)コースを開催

トロンフォーラム幹事会員のルネサス エレクトロニクスでは、マイコン応用システムにリアルタイムOSを導入するための基礎知識が習得できる「リアルタイムOS入門コース」を開催しています。本セミナーはμITRON4.0仕様に準拠したOSをシミュレータで動作させる実習形式の2日間のオンラインセミナーです。イベントの通知や時間要件にあわせた並行処理を実現するマルチタスクプログラミング技術についてわかりやすく解説します。

リアルタイムOSをご利用される方、導入をご検討されている方が対象で、受講にあたってマイコンの基礎知識と組込みC言語の基礎知識が必要です。また、事前にツールをインストールしてご受講いただきます(ツールのインストール方法は別途ご案内致します)。

同社では現在、セミナーの受講申し込みを受付中です。費用はお一人様34,650円(税込)です。本セミナーの詳細及び受講のお申し込みは以下の公式webサイトをご参照ください。

■ルネサス半導体セミナー リアルタイムOS入門(オンラインセミナー)コース
・2021年12月23日(木)- 12月24日(金) 9:30-17:00 オンライン
https://www.renesas.com/jp/ja/support/training/seminar/individual/
basic-technology-seminar/b07

2022年1月13日及び14日にパーソナルメディアがT-Kernelセミナーを開催

トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディアでは、T-Kernelを使った開発について、より詳しく学びたい方を対象に、有料の実習セミナーを実施しています。

2022年1月13日(木)に実施する「T-Kernel導入実習セミナー」では、T-Kernelの基礎から、ソフトウェア部品の組合せ、メモリモデル、デバッグ手法などを説明したうえで、プロセスベースおよびT-Kernelベースのソフト開発からデバッグまでの流れをご体験いただきます。

また1月14日(金)に実施する「T-Kernelドライバ開発実習セミナー」では、T-Kernelのデバイスドライバの開発を担当されるT-Kernel経験者を対象に、ドライバの内部構造およびインタフェースなどを説明します。また実習を通じて、ドライバの開発の流れを一通りご体験いただきます。各セミナーの詳細につきましては、以下の公式webサイトをご参照ください。

パーソナルメディア セミナー紹介ページ
http://www.t-engine4u.com/seminar/index.html

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トロンフォーラム設立20周年に向けてT-Kernel/ITRONの採用事例募集中

トロンフォーラムは、旧称のT-Engineフォーラムとして2002年に設立され、活動を続けてまいりました。いよいよ2022年6月で設立20周年を迎えます。

この間、2010年にITRON仕様やBTRON仕様などの仕様策定を行ってきたトロン協会の事業や各種WG活動を継承し、2015年4月にトロンフォーラムと名称を変更して現在に至ります。多くの企業や技術者の方々のご支援をいただき、ITU-TでのユビキタスIDアーキテクチャをベースにしたITU-T勧告「H.642」が成立したり、μT-Kernel 2.0がベースのIEEE 2050-2018がIEEE標準として成立したりするなど、トロンフォーラムの標準化活動の成果は国際的にも高く評価をいただいています。

また、トロンフォーラムではさまざまなワーキンググループによる標準化活動の成果として、T-Engineボードやその上で動作するT-Kernel、μT-Kernelといった組込み用リアルタイムOSの仕様策定と仕様書の作成、及びその仕様に基づいたリファレンスソースコードの一般公開を行ってきました。これらはいずれも無償で行われています。さらに近年では、トロンフォーラムのwebサイトだけでなく、GitHubといったオープンソースソフトウェアの公開を行うリポジトリでのμT-Kernelの最新版「μT-Kernel 3.0」のバージョンアップ版のリリースを継続して実施しています。

こうした活動の成果は多くの分野で製品に採用されています。そこでトロンフォーラムでは、T-KernelやITRONの採用事例を募集中です。T-KernelやITRONを採用された事例をご紹介いただける場合は、入力フォームにご記入ください。T-KernelやITRONは、航空宇宙分野から産業機器、カーナビ、多機能プリンタ、電子楽器、デジタルカメラなど、さまざまな分野で多くの採用事例があります。

お送りいただいた採用事例は、トロンフォーラムのwebサイトやメールマガジンでご紹介させていただいたり、坂村会長の講演やTRONプロジェクトの技術情報誌「TRONWARE」などでご紹介させていただいたり、トロンフォーラムが主催または共催、協賛するイベント等でご紹介させていただく予定です。

是非、この機会に採用事例をご紹介ください。詳しくは以下のページにある入力フォームをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/tron-project/provide-the-use-case/

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