T-Kernel 2.0 Extension (T2EX) は、T-Kernel 2.0にネットワーク機能やファイルシステムを追加する機能拡張(Extension)です。
T-Kernel 2.0の軽量性を踏襲しつつ、ファイル管理やネットワーク通信といった昨今の組込み機器の機能要求を満たすミドルウェアを提供します。
T2EXは、T-Kernelの「タスク」から直接呼び出せるAPI群を用意していますので、「プロセス」によるオーバーヘッドを排除し、「リアルタイム性」と「コンパクト性」を維持したままで機能を追加することができます。
また、標準C互換ライブラリやPOSIXとの互換性・親和性に配慮したAPI仕様となっているため、一般的なC言語プログラムの移植が容易で開発効率も向上します。
T2EXの搭載機能
T2EXは、T-Kernel 2.0のExtensionとして利用します。
T2EXでは、以下に提供する機能のうち、必要となるものを組み合わせてシステムを構築することで、コンパクトな組込み機器を効率的に開発できます。
T2EXによるプログラミング例
T2EXのAPIは、T-Kernelの「タスク」から直接呼び出すことができ、高いリアルタイム性を実現しています。