トロンフォーラム

トロンフォーラムメールマガジン | TRONWARE VOL.185「スマートシティ」

トロンフォーラムメールマガジン | TRONWARE VOL.185「スマートシティ」

トロンフォーラムが毎月お送りするメールマガジンの2020年10月号をお送りします。

TRONWARE VOL.185「スマートシティ」

TRON & IoT技術情報マガジンのTRONWAREは、最新号となるVOL.185を10月15日に発売いたします。本号の特集1は、「スマートシティ」です。

スマートシティとは都市全体をDX(デジタルトランスフォーメーション)化しようとする取り組みを指します。最先端のIoT技術や情報通信技術を駆使して、都市や生活のあり方に根本的なイノベーションを起こそうという動きです。新型コロナウイルスの影響が長期化し、「Withコロナ」の時代を迎える今、テノクロジーを用いた社会変革の必要性が一層高まっています。この流れは、スマートシティ実現に向けてこれまで官民あげて進めてきたさまざまな取組を一気に加速させるチャンスでもあります。

今回のTRONWAREの特集1では、このスマーシティによって誰もが住みやすい安全な都市空間の実現に向けて、企業からはインテル株式会社、自治体からは東京都、政府からは国土交通省に、それぞれが取り組むテーマについて寄稿していただきました。

また、特集2ではIoT関連製品最新情報と題して、明光電子株式会社、インフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社に、スマートシティ実現のためのIoTエッジノード側の取組について寄稿していただきました。

さらに、公共交通機関が持つ時刻表データや運行情報などのデータを「公共交通オープンデータセンター」に集約して配信する活動を展開している公共交通オープンデータ協議会から、2020年「公共交通オープンデータ」のいま、と題して公共交通オープンデータの最新動向を紹介いただきました。

この他、2020年7月からGitHubで公開を開始したμT-Kernel 3.0のデバイスドライバ及びそれを利用したデバイス制御のプログラミングの解説記事や、トロンフォーラムの会員専用ページで好評連載中のTIVACニュースレターから、脆弱性の問題点に関する番号体系CWEと、IoTデバイスのセキュリティ事案を解説する記事も掲載しています。

TRONWARE VOL.185の詳細は以下をご参照ください。
https://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/351.html

10月26日-10月27日にルネサス エレクトロニクスがμITRONを用いたオンラインでのリアルタイムOS入門コースを開催

トロンフォーラム幹事会員のルネサス エレクトロニクスでは、組込みソフトウェアに必須のリアルタイムOSの概要を2日間で学習する「リアルタイムOS入門(オンラインセミナー)コース」を開催します。μITRON4.0仕様のサービスコールの機能を、シミュレータを用いて確認します。このセミナーを受講される方は、事前にツールをインストールしていただいたうえで受講いただきます。

これからリアルタイムOSをご利用される方、導入をご検討されている方が対象で、受講にあたってマイコンの基礎知識とC言語の基礎知識が必要です。

現在、本セミナーの受講申し込みを受け付け中です。費用はお一人様34,650円(税込)です。本セミナーの詳細及び受講のお申し込みは以下の公式webサイトをご参照ください。

■リアルタイムOS入門(オンラインセミナー)コース 2020年10月26日(月)- 10月27日(火) 9:30-17:00 Teamsの予定
https://www.renesas.com/jp/ja/support/training/seminar/
individual/basic-technology-seminar/b07.html

11月16日-11月18日に東京でルネサス エレクトロニクスがμITRONを用いたリアルタイムOS入門コースを開催

トロンフォーラム幹事会員のルネサス エレクトロニクスでは、マイコン応用システムにリアルタイムOSを導入するための基礎知識が習得できる「リアルタイムOS入門コース」を開催しています。μITRON4.0仕様に準拠したOSをRX62Nトレーニングボードで動作させる実習形式の3日間コースのセミナーで、イベントの通知や時間要件にあわせた並行処理を実現するマルチタスクプログラミング技術についてわかりやすく解説します。

リアルタイムOSをご利用される方、導入をご検討されている方が対象で、受講にあたってマイコンの基礎知識とC言語の基礎知識が必要です。

現在、11月16日から18日に東京・豊洲会場で行われるセミナーの受講申し込みを受け付け中です。費用はお一人様49,500円(税込)です。本セミナーの詳細及び受講のお申し込みは以下の公式webサイトをご参照ください。

■リアルタイムOS入門コース 2020年11月16日(月)- 11月18日(水) 9:30-17:00 豊洲会場(豊洲フォレシア)
https://www.renesas.com/jp/ja/support/training/seminar/
individual/basic-technology-seminar/rtos-intro-course.html

11月19日及び20日にパーソナルメディアがT-Kernelセミナーを開催

トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディアでは、T-Kernelを使った開発について、より詳しく学びたい方を対象に、有料の実習セミナーを実施しています。

11月19日(木)に実施する「T-Kernel導入実習セミナー」では、T-Kernelの基礎から、ソフトウェア部品の組合せ、メモリモデル、デバッグ手法などを説明したうえで、プロセスベースおよびT-Kernelベースのソフト開発からデバッグまでの流れをご体験いただきます。

11月20日(金)に実施する「T-Kernelドライバ開発実習セミナー」では、T-Kernelのデバイスドライバの開発を担当されるT-Kernel経験者を対象に、ドライバの内部構造およびインタフェースなどを説明します。また実習を通じて、ドライバの開発の流れを一通りご体験いただきます。各セミナーの詳細につきましては、以下の公式webサイトをご参照ください。

パーソナルメディア セミナー紹介ページ
http://www.t-engine4u.com/seminar/index.html

pmc

「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」期間を延長して開催中

公共交通オープンデータ協議会(会長 : 坂村 健 INIAD 東洋大学情報連携学部 学部長)では、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、現在開催中の「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」について、コンテストの応募期間を2021年10月15日まで、また、実施期間を2022年1月31日まで延長して開催中です。

公共交通オープンデータ協議会は、世界一複雑とも言われる「東京」の公共交通を、訪日外国人の方、障碍を持つ方、高齢者の方を含む、誰もがスムーズに乗りこなせるようにすることを目指し、公共交通データのオープン化を進めてきました。

第4回チャレンジでは、多様な来訪者が訪れる2020年及び2021年の東京におけるスムーズな移動と快適な滞在を実現するアプリケーションを、広く募集しています。首都圏の主な鉄道、バス、航空に関する時刻表や運行情報、ロケーション情報を提供中です。

こうした交通系のデータだけでなくKDDIから提供いただいた「位置情報統計データ」、ドコモ・インサイトマーケティングから提供いただいた「モバイル空間統計データ」、Agoopから提供いただいた「メッシュ型流動人口データ」、「ポイント型流動人口データ」、さらにドコモ・バイクシェアから提供いただいた「バイクシェアサービスのポートデータ」といった各種データも提供中です。

第4回チャレンジは賞金総額が300万円となり、これまでのチャレンジの賞金に比べて増額されただけでなく、規約に従ってご利用いただくことで、営利目的でのデータ利用も可能となりました。この機会に是非、本チャレンジへの参加をご検討ください。

なお、東京公共交通オープンデータチャレンジで提供されるデータの配信技術には、uIDアーキテクチャが採用されています。第4回チャレンジの詳細は、以下のページをご参照ください。

第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ
https://tokyochallenge.odpt.org/ 

odc

Treck社が提供するIPスタックの脆弱性「Ripple20」についてのご注意

トロンフォーラムでは、T-Kernel、μT-Kernel及びT2EXといったTRON系OSやミドルウェア、さらにITRON仕様準拠OS及びその他の組込みRTOSやミドルウェアに関する脆弱性情報を告知し、集約するため「脆弱性情報特設サイト」を設置しました。

現在、「脆弱性情報特設サイト」では、従前からご案内している「URGENT/11」と、本メルマガ7月号でもご紹介した、Treck社が提供するIPスタックの脆弱性「Ripple20」についてのご注意を掲載しています。

トロンフォーラムで提供しております T-Kernel 2.0 Extension(T2EX) に含まれるTCP/IPプロトコルスタックは NetBSDの実装をもととしており、Ripple20の対象となるTreck社が提供するIPスタックとは関係ありません。

しかしながらRipple20につきましては、以下の点から日本のTRON系RTOSファミリーの利用者に特に注意を喚起いたします。Treck社から直接提供されるスタック以外にも、図研エルミック社の提供するKASAGO製品にも同様の脆弱性があることが、図研エルミック社より報告されています。

■図研エルミック
KASAGO製品における脆弱性に関するお知らせ
https://www.elwsc.co.jp/news/4136/
詳細な説明文書:
https://www.elwsc.co.jp/wp-content/uploads/2020/06/KASAGO202006-1.pdf

このKASAGOスタックはトロンフォーラムの前身のT-Engine フォーラムの時代に、T-Engine用に商用提供された最初のネットワークのスタックの一つで広く販売されていました。もし製品、プロトタイプに関わらず、ネットワークに接続したシステムでKASAGO製品を利用されている場合には、上記の文書に書かれた対処を検討してください。詳細につきましては、以下のトロンフォーラム「脆弱性情報特設サイト」をご覧ください。

また、各種IoT機器やRTOS、周辺ソフトウェア等の脆弱性に関する情報がありましたら、ぜひトロンフォーラム事務局まで、情報提供をいただきますようお願い申し上げます。

■トロンフォーラム「脆弱性情報特設サイト」
https://www.tron.org/ja/vulnerability/

logo-header

T-Kernel/ITRONの採用事例募集中

トロンフォーラムでは、T-KernelやITRONの採用事例を募集中です。T-KernelやITRONを採用された事例をご紹介いただける場合は、入力フォームにご記入ください。T-KernelやITRONは、航空宇宙分野から産業機器、カーナビ、多機能プリンタ、電子楽器、デジタルカメラなど、さまざまな分野で多くの採用事例があります。

お送りいただいた採用事例は、トロンフォーラムのwebサイトやメールマガジンでご紹介させていただいたり、坂村会長の講演やTRONプロジェクトの技術情報誌「TRONWARE」などでご紹介させていただいたり、トロンフォーラムが主催または共催、協賛するイベント等でご紹介させていただく予定です。

是非、この機会に採用事例をご紹介ください。詳しくは以下のページにある入力フォームをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/tron-project/provide-the-use-case/

0200

Return Top