トロンフォーラムが毎月お送りするメールマガジンの2024年4月号をお送りします。
TRONWARE VOL.206は4月15日(月)発売。坂村会長が、2023年12月10日(日)に行われた環境芸術学会での学会大賞を受賞した記念として行った講演「ヴィジョンとしてのTRON」を特集。
この講演では、坂村会長がTRONプロジェクトのリーダーとしての活動を通して行ってきた、各種デジタル・ガジェット、電脳住宅、電脳ビル、電脳キャンパス、東京大学での建物やイベント、さらに毎年実施してきたTRONSHOWの展示スタイルなど、広範な分野でのデザイン活動の事例を具体的にご紹介しています。
また、2024年1月16日(火)にINIADで行われた「歩行空間DX研究会シンポジウム」での講演内容を誌上採録しました。TRONプロジェクトのエコシステムを構成する団体のひとつである一般社団法人デジタル地方創生推進機構(VLED)の活動内容をご紹介する記事や、現在トロンフォーラムが実施中のTRONプログラミングコンテストへ参加いただく際に参考になる特集記事も用意しました。
好評の連載「micro:bitでμT-Kernel 3.0を動かそう」は、第11回「A/D変換を使ってみよう」です。組込み機器での脆弱性情報をお知らせしているトロンフォーラムの活動「TIVAC」では、IoT機器での脆弱性問題についてCISA(米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁)が提供しているガイドラインやベストプラクティス等を紹介しています。
TRONWARE VOL.206の詳細は以下をご参照ください。
https://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/383.html
2023年度RTOSアンケートの結果を公開
トロンフォーラムは4月2日、2023年度のトロンフォーラムの調査研究WGの活動成果として「2023年度組込みシステムにおけるリアルタイムOSの利用動向に関するアンケート調査報告書」をまとめ、組込み系の会員を対象に公開を開始しました。
その結果、「組込みシステムに組み込んだOSのAPI」で、T-Kernel仕様APIやITRON仕様APIなどのTRON系OSの合計で約60%のトップシェアを達成しました。これにより、調査開始以来25回連続でTRON系OSが利用実績トップのOSとなりました。
トロンフォーラムではこのアンケート結果の全文を、幹事/A/i/B/O/学術の各会員専用ページ内で公開いたします。また、トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディア社が運営するウェブショップ( https://www.personal-media.co.jp/webshop/ )で、4月中旬から会員以外の法人もお求めいただくことができます。詳細は以下をご参照ください。
プログラムの応募期間は2024年8月31日まで
トロンフォーラムでは、世界標準であるTRONのリアルタイムOS「μT-Kernel 3.0」と各社の最新のマイコンを用いたアプリケーション、 ミドルウェア、開発環境、そしてツールなど各分野のプログラムを募集する「TRONプログラミングコンテスト」を開催中です。コンテストへのプログラムの応募期間は2024年8月31日まで。応募作品開発用のボードを各社から提供いただいた方も、ご自身で開発用ボードを調達された方も、プログラムの応募締切までに作品を完成させてご応募ください。皆様からのご応募をお待ちいたしております。
トロンフォーラム TRONプログラミングコンテスト
https://www.tron.org/ja/programming_contest/
2024年4月1日からトロンフォーラムの2024年度の活動を開始しました。
2024年度の会員の方へは、4月15日発売のTRONWARE VOL.206をはじめ、2024年度内に発行されるTRONWAREを毎号お送りいたします。また、2024年度に実施する各種セミナーで会員割引をご用意いたします。まだトロンフォーラムに入会されていない方は、是非、この機会にご入会をご検討ください。
トロンフォーラム
https://www.tron.org/ja/
2024年4月18日(木)及び19日(金)にパーソナルメディアがセミナーを実施。基礎とドライバ開発を学べる。
トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディア株式会社では、T-Kernelを使った開発について、より詳しく学びたい方を対象に、有料の実習セミナーを実施しています。
2024年4月18日(木)に実施する「T-Kernel導入実習セミナー」では、T-Kernelの基礎から、ソフトウェア部品の組合せ、メモリモデル、デバッグ手法などを説明したうえで、プロセスベースおよびT-Kernelベースのソフト開発からデバッグまでの流れをご体験いただきます。
また4月19日(金)に実施する「T-Kernelドライバ開発実習セミナー」では、T-Kernelのデバイスドライバの開発を担当されるT-Kernel経験者を対象に、ドライバの内部構造およびインタフェースなどを説明します。実習を通じて、ドライバの開発の流れを一通りご体験いただきます。各セミナーの詳細につきましては、以下の公式webサイトをご参照ください。
パーソナルメディア セミナー紹介ページ
http://www.t-engine4u.com/seminar/index.html
トロンフォーラムでは、T-KernelやITRONの採用事例を募集中です。T-KernelやITRONを採用された事例をご紹介いただける場合は、入力フォームにご記入ください。T-KernelやITRONは、航空宇宙分野から産業機器、カーナビ、多機能プリンタ、電子楽器、デジタルカメラなど、さまざまな分野で多くの採用事例があります。
お送りいただいた採用事例は、トロンフォーラムのwebサイトやメールマガジンでご紹介させていただいたり、坂村会長の講演やTRONプロジェクトの技術情報誌「TRONWARE」などでご紹介させていただいたり、トロンフォーラムが主催または共催、協賛するイベント等でご紹介させていただく予定です。
是非、この機会に採用事例をご紹介ください。詳しくは以下のページにある入力フォームをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/tron-project/provide-the-use-case/