
トロンフォーラムが毎月お送りするメールマガジンの2025年2月号をお送りします。
坂村会長が編集長を務めるTRON&オープン技術情報マガジンのTRONWAREは、最新号となるVOL.211を2月15日(土)に発売します。
本号は2024年12月11日(水)-13日(金)に、これまでの六本木から渋谷パルコDGビル(東京・渋谷)の18Fイベントホール「Dragon Gate」に会場を移して行った2024 TRON Symposium-TRONSHOW-の特集です。今回のTRONSHOWのテーマは「AI X TRON」。驚異的な成長速度で、あらゆる分野に浸透して人々の活動を支援している生成AI。TRONプロジェクトでは、AIの積極的な利活用を推進する坂村会長の指導のもと、組込みシステムの分野だけでなく、さまざまな分野でAIを活用した活動を行っています。
特集1では、2024 TRON Symposium-TRONSHOW-で行われた坂村会長による基調講演「AI X TRON-2024年のTRONプロジェクトと今後の展望-」をはじめとする、シンポジウムでの講演・セッションを採録しました。また、併設されたTRONSHOW展示会場での主催者展示をはじめ、各出展者によるTRON関連製品や技術の紹介、さらに展示会場内の特設スペースで行われた会場内セミナーの様子もご紹介しています。
また特集2では、2023年の「TRON OSファミリー」に続いて2年連続でのIEEEマイルストーン受賞となった「TRON電脳住宅」を特集。2024年11月28日に東京大学本郷キャンパスのダイワユビキタス学術研究館で行われたIEEEマイルストーン記念式典の様子をご紹介したほか、2024 TRON Symposiumで行われたIEEEマイルストーン受賞記念の特別セッションを掲載。歴代のTRON電脳住宅や、現在UR都市機構とともに進めている「Open Smart UR」、さらにTRON電脳住宅での知見をもとに展開している「ビルOS」を紹介しています。
そして特集3では、国内外の主要マイコンメーカ4社の特別協力のもとで行われた「TRONプログラミングコンテスト」の表彰式の様子をご紹介しました。RTOSアプリケーションの一般部門・学生部門、RTOSミドルウェア部門、開発環境・ツール部門の各部門から、合計10作品が受賞対象に選定されました。各作品の開発意図について開発者ご自身でご紹介いただいた様子と、審査員の講評をあわせてご紹介しています。
TRONWARE VOL.211の詳細は、以下をご参照ください。
■TRONWARE VOL.211
https://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/388.html
エントリーの締切は4月30日(水)まで。
トロンフォーラムでは2024年に続き、2025年も賞金総額500万円で「TRONプログラミングコンテスト」を実施します。IEEEの国際標準規格に準拠した組込み用リアルタイムOS「μT-Kernel 3.0」を用いる今回のコンテストのテーマは、「TRON X AI AIの活用」です。AI技術を取り入れた革新的な作品の応募をお待ちしています。
本コンテストでは特別協力にSTマイクロエレクトロニクス株式会社とルネサス エレクトロニクス株式会社、協力にインフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社とパーソナルメディア株式会社をお迎えし、IEEE Consumer Technology Society West Japan Joint Chapterの技術協賛のもとに実施します。
参加エントリー期間の締切は2025年4月30日(水)まで。開発する作品の概要を締切までにご応募いただいた方を対象に、開発ボードを貸与する方を決定し、準備が整い次第お送りします。また、この参加エントリーの締切に間に合わなかった方も、コンテストで使うものと同型の開発ボードをご自身で調達して、プログラム応募期間の2025年5月30日(金)から2025年9月30日(火)までの間に開発した作品をお送りいただくことで、コンテストへの参加が可能です。
是非、この機会にコンテストへの参加をご検討ください。詳しくは「TRONプログラミングコンテスト2025 -TRON X AI AIの活用-」特設サイトをご覧ください。
■TRONプログラミングコンテスト2025
https://www.tron.org/ja/programming_contest-2025/
トロンフォーラムでは「TRONプログラミングコンテスト2025」へ参加される方をはじめ、リアルタイムOSについて学びたい方、最新のマイコンや開発環境での組込み開発に興味がある方、μT-Kernelの導入やμITRONからの置き換えを検討中の方等が対象です。各セミナーの詳細につきましては、それぞれのリンクからご参照ください。
■2月7日(金)開催 マイコンメーカ等によるTRONプログラミングコンテスト ウェビナー(STマイクロエレクトロニクス株式会社編)
https://www.tron.org/ja/programming_contest-2025/webinar-0207/
■2月14日(金)開催 マイコンメーカによるTRONプログラミングコンテスト2025 ウェビナー(ルネサス エレクトロニクス株式会社編)
https://www.tron.org/ja/programming_contest-2025/webinar-0214/
■2月18日(火)開催 マイコンメーカによるTRONプログラミングコンテスト2025 ウェビナー(パーソナルメディア株式会社(micro:bit)編)
https://www.tron.org/ja/programming_contest-2025/webinar-0218/
■2月19日(水)マイコンメーカによるTRONプログラミングコンテスト2025 ウェビナー(インフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社編)
https://www.tron.org/ja/programming_contest-2025/webinar-0219/
■TRONプログラミングコンテスト2025
https://www.tron.org/ja/programming_contest-2025/
IEEE Consumer Technology Society West Japan Joint Chapterでは、トロンフォーラムの共催、INIAD cHUB(東洋大学情報連携学 学術実業連携機構)及びユーシーテクノロジ株式会社の協力のもと、IEEE標準リアルタイムOS「μT-Kernel 3.0」を用いた最新の組込みシステム開発のためのウェビナーを開催します。参加料は無料ですが、webでの事前登録が必要です。どうぞいますぐ、以下のウェブサイトからお申込みください。
■IEEE標準リアルタイムOS「μT-Kernel 3.0」による最新組込みシステム開発のためのウェビナー
https://www.tron.org/ja/programming_contest-2025/page-8209/
トロンフォーラムでは、INIAD(東洋大学情報連携学部)「Open IoT教育プログラム」との共同主催で、μT-Kernel 3.0 BSP2(ボードサポートパッケージ)をルネサス製RAマイコン上で動作させて、マルチタスクやタスクの同期・通信、センサー制御などについて学習していただく実践的な実習セミナーを3月26日(水)にINIADで開催します。
組込みシステムやリアルタイムOSのプログラミングに興味をお持ちの方や、組込みシステムの開発に携わっている方、または今後、携わりたいとお考えの方を受講対象とします。(なお、本セミナーではC言語についての講習は行いません。)
本セミナーの代金は、トロンフォーラム会員:1人20,000円(税込)/非会員:1人30,000円(税込)です。代金には当日配布する実習教材のボードやテキストなどが含まれます。実習教材はお持ち帰りいただけますので、ご自宅などで復習をすることができます。
■3月26日【実習】μT-Kernel 3.0組込みプログラミング入門(RAマイコン・BSP2編)
https://www.tron.org/ja/2025/02/seminar0326/
トロンフォーラムでは、T-KernelやITRONの採用事例を募集中です。T-KernelやITRONを採用された事例をご紹介いただける場合は、入力フォームにご記入ください。T-KernelやITRONは、航空宇宙分野から産業機器、カーナビ、多機能プリンタ、電子楽器、デジタルカメラなど、さまざまな分野で多くの採用事例があります。
お送りいただいた採用事例は、トロンフォーラムのwebサイトやメールマガジンでご紹介させていただいたり、坂村会長の講演やTRONプロジェクトの技術情報誌「TRONWARE」などでご紹介させていただいたり、トロンフォーラムが主催または共催、協賛するイベント等でご紹介させていただく予定です。
是非、この機会に採用事例をご紹介ください。詳しくは以下のページにある入力フォームをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/tron-project/provide-the-use-case/