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トロンフォーラムメールマガジン | TRONWARE VOL.199 2022 TRON Symposium「ネクスト・インフラ」

トロンフォーラムメールマガジン |  TRONWARE VOL.199 2022 TRON Symposium「ネクスト・インフラ」

トロンフォーラムが毎月お送りするメールマガジンの2023年2月号をお送りします。

TRONWARE VOL.199 2022 TRON Symposium「ネクスト・インフラ」

TRON & IoT技術情報マガジンのTRONWAREは、最新号となるVOL.199を2月15日(水)に発売いたします。

本号の特集は、2022 TRON Symposium「ネクスト・インフラ」です。2022年12月7日(水)から9日(金)に、東京ミッドタウンホールでのリアルと、オンライン配信によるハイブリッドで行ったTRONSHOWの模様を、初日のオープニングセッションから最終日のセッションまで、余すところなく紹介いたしました。

坂村会長の基調講演のタイトルにもなっている「ネクスト・インフラ」を構築するために欠かせないICTインフラが、NTTが中心となって提唱している「IOWN(アイオン: Innovative Optical and Wireless Network)」です。坂村会長の基調講演でもIOWNが実現する低消費電力、大容量、低遅延の世界をご紹介したほか、今回のTRONSHOWでは、オープニングセッションに川添雄彦・NTT代表取締役副社長に登壇いただいたり、IOWNを推進する中核団体「IOWN Global Forum(IOWN GF)」メンバーによるIOWN特別セッションを設けて、その最新の取り組み状況をご紹介いただいたりしました。

この他、坂村会長が推進している重要な各プロジェクトについて、「日本のDX」、「Open Smart UR」、「世界標準IoTエッジノードRTOS『μT-Kernel 3.0』エコシステム」、「新たなモビリティに向けた公共交通オープンデータ」などのテーマセッションごとにご紹介しました。

また、今回で35回目を数えることとなった、コンピュータ技術で障碍者をサポートする取り組みについて議論する「TRONイネーブルウェアシンポジウム(TEPS)」についても、坂村会長の基調講演と、続いて行われたパネルセッションを詳しくご紹介いたしました。そしてこのTEPSの開催前にINIADで行われた「ロボットと人間が共生するバリアフリーな社会 歩行空間ネットワークデータを用いた自動走行ロボットの走行実証」での、坂村会長の講演についても収録しています。

さらに賞金総額500万円のコンテスト「大和ハウス工業 スマートロジスティクスオープンデータチャレンジ」について詳しくご紹介したセッションの記事もあります。

この他、IoT関連機器の脆弱性情報を紹介するTIVAC Informationは、海外のセキュリティ機関やRTOSベンダーの動向のサーベイをご紹介したほか、「micro:bitでμT-Kernel 3.0を動かそう」、「誌上セミナー μT-Kernel 3.0でIoTエッジノードを作ろう」、「電子の統合商社 明光電子の製品紹介」の連載記事も掲載しました。

TRONWARE VOL.199の詳細は以下をご参照ください。
https://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/365.html

2023年1月6日に坂村会長がIEEE Masaru Ibuka Consumer Electronics Awardの授賞式にビデオ参加

2023年1月6日(現地時間)に、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスで行われた2023 IEEE International Conference on Consumer Electronics (ICCE)において、坂村会長がIEEE Masaru Ibuka Consumer Electronics Awardを授与されました。当日、坂村会長はビデオ参加しました。

同Awardは、SONYの創業者の一人である井深大博士にちなんで命名されている賞で、コンシューマー技術の分野での卓越した貢献に対して贈られる賞です。過去には、Appleの創業者の一人であるスティーブ・ウォズニアックや、Linuxのライナス・トーバルスなどが受賞しています。

坂村会長は「この賞は、消費者向け電化製品に使われる組込みコンピュータ用のオープンでフリーなOSの開発に対するリーダーシップを評価して授与されるとのこと。まさにTRONプロジェクトの活動に対する評価であり、これまで支援をいただいたメンバーや関係者の皆様と共に受賞したと考えています。」と述べています。

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ユーシーテクノロジがインフィニオン製マイコンの評価ボードに対応したμT-Kernel 3.0をGitHubからリリース

トロンフォーラム幹事会員のユーシーテクノロジは、トロンフォーラム幹事会員のインフィニオン社製マイコンPSoC6(CY8C624A(Cortex-M4))の評価ボード(CY8CKIT-062S2-43012)に対応したμT-Kernel 3.0のソースコードを、UCTechnology μT-Kernel 3.0 BSP (Board Support Package)のGitHubからリリースしました。

ユーシーテクノロジのUCTechnology μT-Kernel 3.0 BSPは、市販マイコンボードにμT-Kernel 3.0およびデバイスドライバを実装し、開発環境のプロジェクトをまとめたパッケージです。
UCTechnology μT-Kernel 3.0 BSPは以下のGitHubから入手できます。
https://github.com/UCTechnology/mtk3_bsp

具体的な構築手順は以下の資料で詳細に解説していますので、是非ご覧ください。
https://github.com/UCTechnology/mtk3_bsp/blob/cy8ckit_cy8c6/docs/μT-Kernel3.0構築手順書_CY8CKIT-CY8C6.pdf

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賞金総額500万円 「大和ハウス工業 スマートロジスティクスオープンデータチャレンジ」開催中

「大和ハウス工業 スマートロジスティクスオープンデータチャレンジ」は、人手不足や長時間労働といった物流業界の課題の解決に取り組むため、株式会社日立物流が開発したソリューション「SSCV-Safety」から取得した実在のトラックの位置情報やトラックドライバーのバイタルデータ、さらにはヒヤリハットに関するデータとその時の映像を、チャレンジの参加者に公開することにより、デジタル技術を用いた新たなサービスやアプリケーション、調査レポート等の提案を受け付けるコンテストです。

このコンストは2022 TRON Symposiumでも、最終日にセッションとして詳しく内容を紹介いたしました。応募期間は2022年12月9日(金)から2023年6月30日(金)(23:59 JST)まで。坂村会長を審査員長とする審査会で、スマートで安全な物流への提案性の観点から総合的に判断された作品を選定し、最優秀賞200万円、優秀賞50万円×4本等、賞金総額500万円を用意して表彰いたします。

なお、このコンテストには坂村会長が所長を務めるYRPユビキタス・ネットワーキング研究所が共催しているほか、学部長を務めるINIAD(東洋大学情報連携学部)が協力しています。また、オープンデータパートナーとして公共交通オープンデータ協議会(ODPT、会長:坂村健)や一般社団法人デジタル地方創生推進機構(VLED、理事長:坂村健)が参画しています。

このコンテストの詳細については、以下の公式webサイトで詳しくご紹介しています。この機会に是非、作品の制作とご応募をご検討ください。

大和ハウス工業 スマートロジスティクスオープンデータチャレンジ
https://daiwa-open-challenge.jp/

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3月16日及び17日にパーソナルメディアがT-Kernelセミナーを開催

トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディアでは、T-Kernelを使った開発について、より詳しく学びたい方を対象に、有料の実習セミナーを実施しています。

3月16日(木)に実施する「T-Kernel導入実習セミナー」では、T-Kernelの基礎から、ソフトウェア部品の組合せ、メモリモデル、デバッグ手法などを説明したうえで、プロセスベースおよびT-Kernelベースのソフト開発からデバッグまでの流れをご体験いただきます。

また3月17日(金)に実施する「T-Kernelドライバ開発実習セミナー」では、T-Kernelのデバイスドライバの開発を担当されるT-Kernel経験者を対象に、ドライバの内部構造およびインタフェースなどを説明します。また実習を通じて、ドライバの開発の流れを一通りご体験いただきます。各セミナーの詳細につきましては、以下の公式webサイトをご参照ください。

パーソナルメディア セミナー紹介ページ
http://www.t-engine4u.com/seminar/index.html

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T-Kernel/ITRONの採用事例募集中

トロンフォーラムでは、T-KernelやITRONの採用事例を募集中です。T-KernelやITRONを採用された事例をご紹介いただける場合は、入力フォームにご記入ください。T-KernelやITRONは、航空宇宙分野から産業機器、カーナビ、多機能プリンタ、電子楽器、デジタルカメラなど、さまざまな分野で多くの採用事例があります。

お送りいただいた採用事例は、トロンフォーラムのwebサイトやメールマガジンでご紹介させていただいたり、坂村会長の講演やTRONプロジェクトの技術情報誌「TRONWARE」などでご紹介させていただいたり、トロンフォーラムが主催または共催、協賛するイベント等でご紹介させていただく予定です。

是非、この機会に採用事例をご紹介ください。詳しくは以下のページにある入力フォームをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/tron-project/provide-the-use-case/

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