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トロンフォーラムメールマガジン | TIVACニュースレター「SolarWinds侵入事件」

トロンフォーラムメールマガジン |  TIVACニュースレター「SolarWinds侵入事件」

トロンフォーラムが毎月お送りするメールマガジンの2021年5月号をお送りします。

TIVACニュースレター「SolarWinds侵入事件」

トロンフォーラムでは法人会員を対象にした会員専用ページの中に、IoT機器に関するセキュリティの脆弱性に関する情報を紹介する「TIVACニュースレター」ページをご用意しています。

この「TIVACニュースレター」に掲載している内容のイントロダクションは、坂村会長が編集長を務めるTRON & IoT技術情報マガジン「TRONWARE」で、「TIVAC Information」というページに掲載しています。今回、会員専用ページで公開されたTIVACニュースレターでは、米国政府機関やFortune500にランキングされる企業などを中心に、2020年暮れに多くの顧客が影響を受けた「SolarWinds侵入事件」を取り上げています。

この事件は、ネットワークモニターツールを販売しているSolarWinds社のプログラムの自動更新を行うサーバが侵入されてしまい、そこからユーザーがダウンロードするプログラム(SolarWinds Orion Platform)にバックドアが仕掛けられたことで、ダウンロードしたSolarWinds社製品の顧客が、バックドアを通じて侵入被害などの対象になった事件です。

本事件はIoT機器の脆弱性問題というわけではないものの、いまやネットワーク接続が常態化しつつある組込み機器や、ネットワークへの常時接続が前提のIoT機器でも、ファームウェアのオンラインアップデート時に、アップデート用ソフトウェアの配信用サーバに対してアタックを受ける可能性を考慮したセキュリティ設計を行うなどの教訓を残した事件ということができると思います。

会員専用ページのTIVACニュースレターでは、この「SolarWinds侵入事件」のより詳しい解説記事や、DNSPOOQ脆弱性問題等を掲載しています。会員の方は是非、ご覧ください。

■トロンフォーラム会員専用ページ内「TIVACニュースレター」
https://members.tron.org/

5月12日-14日にルネサス エレクトロニクスがμITRONを用いたリアルタイムOS入門コースを開催

トロンフォーラム幹事会員のルネサス エレクトロニクスでは、マイコン応用システムにリアルタイムOSを導入するための基礎知識が習得できる「リアルタイムOS入門コース」を開催しています。μITRON4.0仕様に準拠したOSをRX62Nトレーニングボードで動作させる実習形式の3日間コースのセミナーで、イベントの通知や時間要件にあわせた並行処理を実現するマルチタスクプログラミング技術についてわかりやすく解説します。

リアルタイムOSをご利用される方、導入をご検討されている方が対象で、受講にあたってマイコンの基礎知識とC言語の基礎知識が必要です。

同社では現在、セミナーの受講申し込みを受付中です。費用はお一人様49,500円(税込)です。本セミナーの詳細及び受講のお申し込みは以下の公式webサイトをご参照ください。

■ルネサス半導体セミナー リアルタイムOS入門コース
・2021年 05月12日(水)~ 05月14日(金) 9:30~17:00 豊洲会場(豊洲フォレシア)
https://www.renesas.com/jp/ja/support/training/seminar/individual/basic-technology-seminar/rtos-intro-course

5月13日及び14日にパーソナルメディアがT-Kernelセミナーを開催

トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディアでは、T-Kernelを使った開発について、より詳しく学びたい方を対象に、有料の実習セミナーを実施しています。

5月13日(木)に実施する「T-Kernel導入実習セミナー」では、T-Kernelの基礎から、ソフトウェア部品の組合せ、メモリモデル、デバッグ手法などを説明したうえで、プロセスベースおよびT-Kernelベースのソフト開発からデバッグまでの流れをご体験いただきます。

また5月14日(金)に実施する「T-Kernelドライバ開発実習セミナー」では、T-Kernelのデバイスドライバの開発を担当されるT-Kernel経験者を対象に、ドライバの内部構造およびインタフェースなどを説明します。また実習を通じて、ドライバの開発の流れを一通りご体験いただきます。各セミナーの詳細につきましては、以下の公式webサイトをご参照ください。

パーソナルメディア セミナー紹介ページ
http://www.t-engine4u.com/seminar/index.html

pmc

「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」期間を延長して開催中

公共交通オープンデータ協議会(会長 : 坂村 健 INIAD 東洋大学情報連携学部 学部長)では、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、現在開催中の「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」について、コンテストの応募期間を2021年10月15日まで、また、実施期間を2022年1月31日まで延長して開催中です。

公共交通オープンデータ協議会は、世界一複雑とも言われる「東京」の公共交通を、訪日外国人の方、障碍を持つ方、高齢者の方を含む、誰もがスムーズに乗りこなせるようにすることを目指し、公共交通データのオープン化を進めてきました。

第4回チャレンジでは、東京におけるスムーズな移動と快適な滞在を実現するアプリケーションを、広く募集しています。首都圏の主な鉄道、バス、航空に関する時刻表や運行情報、ロケーション情報を提供中です。

こうした交通系のデータだけでなくKDDIから提供いただいた「位置情報統計データ」、ドコモ・インサイトマーケティングから提供いただいた「モバイル空間統計データ」、Agoopから提供いただいた「メッシュ型流動人口データ」、「ポイント型流動人口データ」、さらにドコモ・バイクシェアから提供いただいた「バイクシェアサービスのポートデータ」といった各種データも提供中です。

第4回チャレンジは賞金総額が300万円となり、これまでのチャレンジの賞金に比べて増額されただけでなく、規約に従ってご利用いただくことで、営利目的でのデータ利用も可能となりました。この機会に是非、本チャレンジへの参加をご検討ください。

なお、東京公共交通オープンデータチャレンジで提供されるデータの配信技術には、uIDアーキテクチャが採用されています。第4回チャレンジの詳細は、以下のページをご参照ください。

第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ
https://tokyochallenge.odpt.org/ 

odc

T-Kernel/ITRONの採用事例募集中

トロンフォーラムでは、T-KernelやITRONの採用事例を募集中です。T-KernelやITRONを採用された事例をご紹介いただける場合は、入力フォームにご記入ください。T-KernelやITRONは、航空宇宙分野から産業機器、カーナビ、多機能プリンタ、電子楽器、デジタルカメラなど、さまざまな分野で多くの採用事例があります。

お送りいただいた採用事例は、トロンフォーラムのwebサイトやメールマガジンでご紹介させていただいたり、坂村会長の講演やTRONプロジェクトの技術情報誌「TRONWARE」などでご紹介させていただいたり、トロンフォーラムが主催または共催、協賛するイベント等でご紹介させていただく予定です。

是非、この機会に採用事例をご紹介ください。詳しくは以下のページにある入力フォームをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/tron-project/provide-the-use-case/

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(内閣官房)2022年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請

この度内閣官房より、トロンフォーラム会員団体において、「2022年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請について」の周知に関するご案内がございました。本件に関係されると思われる方は、内閣官房の以下のwebサイトをご高覧のうえご配慮賜りますようお願いいたします。

内閣官房
2022年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_katsudou_yousei/2022nendosotu/index.html

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