トロンフォーラム

トロンフォーラムメールマガジン | TRONWARE VOL.182 「第3回東京公共交通オープンデータチャレンジ」

トロンフォーラムメールマガジン | TRONWARE VOL.182 「第3回東京公共交通オープンデータチャレンジ」

トロンフォーラムが毎月お送りするメールマガジンの2020年4月号をお送りします。

TRONWARE VOL.182 「第3回東京公共交通オープンデータチャレンジ」

TRON & IoT技術情報マガジンのTRONWAREは、最新号となるVOL.182を4月15日に発売いたします。本号の特集では、2020年1月30日に東洋大学赤羽台キャンパスINIADホールで行われた、「第3回東京公共交通オープンデータチャレンジ」の表彰式の様子を詳しくご紹介いたしました。

首都圏の交通事業者やICT事業者が多数参加する公共交通オープンデータ協議会(会長:坂村健)が主催した第3回チャレンジは、2019年1月16日から2019年11月15日を応募期間として開催されました。

世界一複雑とも言われる「東京」の公共交通を、訪日外国人の方、障碍を持つ方、高齢者の方を含む、誰もがスムーズに乗りこなせるようにすることを目指し、首都圏の32社局にも及ぶ交通事業者のご協力を得て、さまざまなアプリやアイデアを募集した第3回チャレンジ。最優秀賞には、草薙昭彦氏による「Mini Tokyo 3D」と、大澤達蔵氏による「UpNext」の2作品が選ばれました。また、表彰式では、共催として参加した東京都から小池百合子東京都知事も出席して祝辞を述べました。

本号では、最優秀賞の2作品をはじめ、協力組織からの特別賞などの各入賞作品をご紹介しているほか、表彰に先立って行われた坂村会長による講演の様子も収録しています。

また、TRONプロジェクトでは、従来からucodeを使った医療や食品のトレーサビリティに取り組んでいます。特集2の「医療トレーサビリティの課題と展望」は、日本赤十字社 京都第二赤十字病院内科部長の田中聖人氏に、日本における医療トレーサビリティの実態と今後に向けての課題に関するインタビューを掲載しました。

TRONWARE VOL.182の詳細は以下をご参照ください。
https://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/347.html

RTOSアンケートの結果 24年連続でTRON系OSのシェアがトップに

トロンフォーラムは4月2日、2019年度のトロンフォーラムの調査研究WGの活動成果として「2019年度組込みシステムにおけるリアルタイムOSの利用動向に関するアンケート調査報告書」をまとめ、組込み系の会員を対象に公開を開始しました。

その結果、「組込みシステムに組み込んだOSのAPI」で、T-Kernel仕様API(μT-Kernel仕様API等を含む)とITRON仕様APIの合計で約60%のトップシェアを達成しました。これにより、調査開始以来24年連続でTRON系OSが利用実績トップのOSとなりました。

トロンフォーラムではこのアンケート結果の全文を、幹事/A/i/B/学術の各会員専用ページ内で公開いたします。また、トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディア社が運営するウェブショップ( https://www.personal-media.co.jp/webshop/ )で、4月中旬から会員以外の法人もお求めいただくことができます。詳細は以下をご参照ください。

トロンフォーラム
https://www.tron.org/ja/2020/04/post-5172/

01-1

GitHubでμT-Kernel 3.00.01公開

トロンフォーラムでは、RX231 IoT-Engineへの対応を行ったり、その他のマイナーな修正と改善を行ったりした、μT-Kernel 3.00.01のプレリリースをGitHubで行っています。最新版のμT-Kernel 3.0をいち早くお試しになりたい方は、是非、以下のGitHubへアクセスしてください。なお、本バージョンは評価期間を経たのち、正式版にマージされる予定です。

μT-Kernel v3.00.01(GitHub)
https://github.com/tron-forum/mtkernel_3/releases

utk3

新年度始まる 法人会員/個人会員ともに募集中

トロンフォーラムでは2020年4月1日から2020年度の活動を開始しました。法人会員の方が会員専用ページへアクセスされる際は、2020年度のパスワードが必要です。会員資格を継続された法人会員及び個人会員の方へは、4月15日発売のTRONWARE VOL.182をお送りいたします。特に個人会員の方で、まだ2020年度の年会費のお支払いがお済みではない場合、是非、お早目に事務局までご連絡ください。

トロンフォーラム
https://www.tron.org/ja/

logo-header

T-Licenseが2.2に変更

この度、トロンフォーラムが公開するOSや関連ソフトウェアのライセンスが、2020年4月1日からT-License2.2に変更されました。同じく2020年4月1日から施行された改正民法に対応した条項が追記されたほかは、従来からのT-License2.0やT-License2.1とあまり大きな変更点はございません。

また、T-License2.2は4月1日以降にトロンフォーラムのソースコードダウンロードから対象となるOSや関連ソフトウェアをダウンロードした場合に有効となりますが、それ以前にすでにダウンロード済みのOSや関連ソフトウェアについては、それらをダウンロードした時点のライセンスが引き続き有効です。

ご不明な点がございましたら、トロンフォーラム事務局までお問い合わせください。

トロンフォーラムソースコードダウンロード
https://www.tron.org/download/?language=jplogo-header

「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」開催中

公共交通オープンデータ協議会(会長 : 坂村 健 INIAD 東洋大学情報連携学部 学部長)では、2019年11月18日から2020年10月15日まで「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」の作品を受付中です。第4回チャレンジは賞金総額が300万円となり、これまでのチャレンジの賞金に比べて増額されただけでなく、規約に従ってご利用いただくことで、営利目的でのデータ利用も可能となりました。

公共交通オープンデータ協議会は、世界一複雑とも言われる「東京」の公共交通を、訪日外国人の方、障碍を持つ方、高齢者の方を含む、誰もがスムーズに乗りこなせるようにすることを目指し、公共交通データのオープン化を進めてきました。

2020年の東京では、国際的に注目を集めるイベントが多数予定されています。第4回の東京公共交通オープンデータチャレンジでは、多様な来訪者が訪れる2020年の東京におけるスムーズな移動と快適な滞在を実現するアプリケーションを、広く募集しています。

なお、東京公共交通オープンデータチャレンジで提供されるデータの配信技術には、uIDアーキテクチャが採用されています。本コンテストの詳細は、以下のページをご参照ください。

第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ
https://tokyochallenge.odpt.org/

odc

5月13日から15日にルネサスがリアルタイムOS入門コースセミナーを開催

トロンフォーラム幹事会員のルネサスエレクトロニクスでは、マイコン応用システムにリアルタイムOSを導入するための基礎知識が習得できる「リアルタイムOS入門コース」を開催しています。μITRON4.0仕様に準拠したOSをRX62Nトレーニングボードで動作させる実習形式の3日間コースのセミナーで、イベントの通知や時間要件にあわせた並行処理を実現するマルチタスクプログラミング技術についてわかりやすく解説します。

リアルタイムOSをご利用される方、導入をご検討されている方が対象で、受講にあたってマイコンの基礎知識とC言語の基礎知識が必要です。

現在、5月13日から5月15日の東京・豊洲会場の受講申し込みを受付中です。費用はお一人様49,500円(税込)です。本セミナーの詳細及び受講のお申し込みに関する最新状況は、以下の公式webサイトをご参照ください。

■ルネサス半導体セミナー
リアルタイムOS入門コース
https://www.renesas.com/jp/ja/support/training/seminar/individual/basic-technology-seminar/rtos-intro-course.html

5月14日及び15日にパーソナルメディアがT-Kernelセミナーを開催

トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディアでは、T-Kernelを使った開発について、より詳しく学びたい方を対象に、有料の実習セミナーを実施しています。5月14日(木)に実施する「T-Kernel導入実習セミナー」では、T-Kernelの基礎から、ソフトウェア部品の組合せ、メモリモデル、デバッグ手法などを説明したうえで、プロセスベースおよびT-Kernelベースのソフト開発からデバッグまでの流れをご体験いただきます。

5月15日(金)に実施する「ドライバ開発実習セミナー」では、T-Kernelのデバイスドライバの開発を担当されるT-Kernel経験者を対象に、ドライバの内部構造およびインタフェースなどを説明します。また実習を通じて、ドライバの開発の流れを一通りご体験いただきます。各セミナーの開催に関する最新状況につきましては、以下の公式webサイトをご参照ください。

パーソナルメディア セミナー紹介ページ
http://www.t-engine4u.com/seminar/index.htmlpmc

旧・Interpeak社製IP Stackの脆弱性「URGENT/11」に関するご注意

旧・Interpeak社製IP Stackの脆弱性「URGENT/11」に関するご注意

トロンフォーラムでは、旧・Interpeak社製IP Stackの脆弱性「URGENT/11」に限らず、T-Kernel、μT-Kernel及びT2EXといったTRON系OSやミドルウェア、さらにITRON仕様準拠OS及びその他の組込みRTOSやミドルウェアに関する脆弱性情報を告知し、集約するため「脆弱性情報特設サイト」を設置しました。

特にITRONにつきましては、トロンフォーラムから提供しているのは仕様だけであり、インプリメントは各社によってさまざまです。このため、トロンフォーラムがそれらの各社によって実装されたITRON仕様準拠OSに対する責任を持つわけではございませんが、それらのOSを利用されている方の利便性向上のため、このサイトをご用意いたしました。

なお、トロンフォーラムから提供しております T-Kernel 2.0 Extension(T2EX) に含まれるTCP/IPプロトコルスタックは NetBSD の実装をもととしており、URGENT/11 の対象となる旧・Interpeak社製IP Stackとは関係ありません。

しかしながら、各種サードパーティから提供されるTCP/IPプロトコルスタックを利用されている場合は、TRON系OSの利用の有無にかかわらず、最新のセキュリティ情報をご確認のうえ適切にご対応いただくことをご案内いたします。

また、TRON系OSに関するサードパーティ製品につきまして、URGENT/11やその他の脆弱性に関する情報がありましたら、ぜひトロンフォーラム事務局まで、情報提供をいただきますようお願い申し上げます。

■トロンフォーラム「脆弱性情報特設サイト」
https://www.tron.org/ja/vulnerability/

■米国 Department of Homeland Security
Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA)による「URGENT/11」に関する告知
ICS Advisory (ICSA-19-274-01)
Interpeak IPnet TCP/IP Stack
https://www.us-cert.gov/ics/advisories/icsma-19-274-01

■米国ARMIS社による「URGENT/11」に関する告知
https://www.armis.com/urgent11/ 

logo-header

T-Kernel/ITRONの採用事例募集中

トロンフォーラムでは、T-KernelやITRONの採用事例を募集中です。T-KernelやITRONを採用された事例をご紹介いただける場合は、入力フォームにご記入ください。T-KernelやITRONは、航空宇宙分野から産業機器、カーナビ、多機能プリンタ、電子楽器、デジタルカメラなど、さまざまな分野で多くの採用事例があります。

お送りいただいた採用事例は、トロンフォーラムのwebサイトやメールマガジンでご紹介させていただいたり、坂村会長の講演やTRONプロジェクトの技術情報誌「TRONWARE」などでご紹介させていただいたり、トロンフォーラムが主催または共催、協賛するイベント等でご紹介させていただく予定です。

是非、この機会に採用事例をご紹介ください。詳しくは以下のページにある入力フォームをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/tron-project/provi

0200

Return Top