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トロンフォーラムメールマガジン | TRONWARE VOL.200 200号のあゆみ─次のTRONへ

トロンフォーラムメールマガジン |  TRONWARE VOL.200 200号のあゆみ─次のTRONへ

トロンフォーラムが毎月お送りするメールマガジンの2023年4月号をお送りします。

TRONWARE VOL.200 200号のあゆみ─次のTRONへ

TRON & IoT技術情報マガジンのTRONWAREは、最新号となるVOL.200を4月15日(土)に発売いたします。

本号は、創刊200号記念特集号となっています。1990年2月に第1号を発刊したTRONWAREは、33年をかけて200号の発行を迎えることができました。編集長の坂村健トロンフォーラム会長・INIAD(東洋大学情報連携学部)学部長が、TRONWARE200号を発行するまでのTRONプロジェクトの歴史を、TRONWAREの掲載記事とともに振り返ります。

また本記念号では、TRONプロジェクトとともに歩まれたお二人のゲストとの200号記念対談を掲載しました。一人目は川崎郁也氏(インフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社 代表取締役社長)です。VOL.1発売当時に在籍されていた日立製作所で手掛けていたTRONチップとのかかわりや、日本の半導体業界の歴史、これからの半導体業界で求められる人材像などについて、坂村会長と語り合います。

二人目は檜原弘樹氏(NECスペーステクノロジー株式会社 技術本部第三技術部スペシャリスト)です。NECに入社以来、TRONプロジェクトとの関わりを長く続けている檜原氏から、ご自身が手掛けてきた人工衛星にTRON系OSを搭載してきた経験や、オープンプラットフォームとしてTRONを使う具体的なメリット、宇宙開発事業に関する今後の展望などについてご説明いただきました。

この他、本記念号ではこれまでTRONWAREで紹介してきたTRONプロジェクトの活動のあゆみを振り返ります。IEEE2050-2018として国際標準となった「組込みリアルタイムOS」分野での成果や、全国各地で行われた実証実験をはじめ、場所情報サービス「ココシル」などに活用されている「ユビキタスID技術」、パーソナルデータの安全な活用のための「パーソナルデータストア(PDS)」の提供・運用を行う「一般社団法人IoTサービス連携協議会」(理事長:坂村健)の活動、オープンデータにより地方創生の推進と経済の活性化を目指す「一般社団法人デジタル地方創生推進機構」(理事長:坂村健)の活動、公共交通機関が持つデータのオープンデータ化を推進する「公共交通オープンデータ協議会」(会長:坂村健)の活動、そして「Open IoT教育プログラム」の実施を通じて社会人を中心とする受講者のリスキリングに寄与するだけでなく、独立行政法人都市再生機構(UR)と共同でIoTとAI技術で住生活環境の向上を目指す「Open Smart UR研究会」で中心的な活動を展開しているINIAD(東洋大学情報連携学部、学部長:坂村健)の活動などを紹介しました。

さらに1986年11月に行われた第1回TRONプロジェクトシンポジウム以来、2022年12月までに行われてきた各TRONSHOWと、そのTRONSHOWとの併催で2022年11月に35回の開催を数えた「TEPS」(主催:トロンフォーラム、TRONイネーブルウェア研究会)の歴史を振り返ったほか、パソコン用TRON OS「BTRON」の愛好家の集まり「BTRON Club」の例会活動の紹介など、熱気にあふれるTRON関連のイベントの様子をご紹介しました。

そして本記念号ならではの特典として、TRONWARE VOL.101からVOL.200までの全バックナンバーを無料で閲覧できる権利が特別付録として添付されます。

TRONWARE VOL.200の詳細は以下をご参照ください。
https://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/366.html 

5月12日INIAD(赤羽)開催【座学】μT-Kernel 3.0入門 受講者募集

トロンフォーラムでは、5月12日(金) 13:00~16:30に、INIAD(北区赤羽台)にある東洋大学赤羽台キャンパス HUB-1で、μT-Kernel 3.0の座学セミナーを実施いたします。2023年度のトロンフォーラム会員の方には無料枠が用意されています。

リアルタイムOSについて学びたい方、μT-Kernelの導入やμITRONからの置き換えを検討中の方、最新のマイコンや開発環境での組込み開発に興味がある方などは、是非、ご参加ください。

本座学セミナーの詳細及びお申込みにつきましては、以下のwebサイトをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/seminar/

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5月12日INIAD 2023年度「Open IoT教育プログラム」説明会開催

坂村健トロンフォーラム会長が学部長を務めるINIADは、高度なIoT技術を身に付けたい社会人の方を対象に、IoT関連分野の体系的な知識とスキルを短期間で身につけることのできる「学び直し」のプログラムである「Open IoT教育プログラム」を2023年度も開催いたします。

トロンフォーラムと連携し、リアルタイムOSの世界標準規格IEEE2050-2018に準拠した μT-Kernel 3.0、IoT-Engineを用いたシステム開発を中心に、Webアプリケーション開発や機械学習等のIoTと関連が深い分野の最新技術についても学習します。(C言語に関するスキルを前提とします。)

2023年度の「Open IoT教育プログラム」の受講に関する説明会を、5月12日(金)16:30-17:00に、INIAD HUB-1で実施します。詳しくは「Open IoT教育プログラム」の公式ウェブサイトをご参照ください。
https://enpit.iniad.org/ 

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賞金総額500万円 「大和ハウス工業 スマートロジスティクスオープンデータチャレンジ」開催中

「大和ハウス工業 スマートロジスティクスオープンデータチャレンジ」は、人手不足や長時間労働といった物流業界の課題の解決に取り組むため、ロジスティード(旧社名:株式会社日立物流)が開発したソリューション「SSCV-Safety」から取得した実在のトラックの位置情報やトラックドライバーのバイタルデータ、さらにはヒヤリハットに関するデータとその時の映像を、チャレンジの参加者に公開することにより、デジタル技術を用いた新たなサービスやアプリケーション、調査レポート等の提案を受け付けるコンテストです。

このコンストは2022 TRON Symposiumでも、最終日にセッションとして詳しく内容を紹介いたしました。応募期間は2022年12月9日(金)から2023年6月30日(金)(23:59 JST)まで。坂村会長を審査員長とする審査会で、スマートで安全な物流への提案性の観点から総合的に判断された作品を選定し、最優秀賞200万円、優秀賞50万円×4本等、賞金総額500万円を用意して表彰いたします。

なお、このコンテストには坂村会長が所長を務めるYRPユビキタス・ネットワーキング研究所が共催しているほか、学部長を務めるINIAD(東洋大学情報連携学部)が協力しています。また、オープンデータパートナーとして公共交通オープンデータ協議会(ODPT、会長:坂村健)や一般社団法人デジタル地方創生推進機構(VLED、理事長:坂村健)が参画しています。

このコンテストの詳細については、以下の公式webサイトで詳しくご紹介しています。この機会に是非、作品の制作とご応募をご検討ください。

大和ハウス工業 スマートロジスティクスオープンデータチャレンジ
https://daiwa-open-challenge.jp/ 

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5月18日及び19日にパーソナルメディアがT-Kernelセミナーを開催

トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディアでは、T-Kernelを使った開発について、より詳しく学びたい方を対象に、有料の実習セミナーを実施しています。

5月18日(木)に実施する「T-Kernel導入実習セミナー」では、T-Kernelの基礎から、ソフトウェア部品の組合せ、メモリモデル、デバッグ手法などを説明したうえで、プロセスベースおよびT-Kernelベースのソフト開発からデバッグまでの流れをご体験いただきます。

また5月19日(金)に実施する「T-Kernelドライバ開発実習セミナー」では、T-Kernelのデバイスドライバの開発を担当されるT-Kernel経験者を対象に、ドライバの内部構造およびインタフェースなどを説明します。また実習を通じて、ドライバの開発の流れを一通りご体験いただきます。各セミナーの詳細につきましては、以下の公式webサイトをご参照ください。

パーソナルメディア セミナー紹介ページ
http://www.t-engine4u.com/seminar/index.html

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T-Kernel/ITRONの採用事例募集中

トロンフォーラムでは、T-KernelやITRONの採用事例を募集中です。T-KernelやITRONを採用された事例をご紹介いただける場合は、入力フォームにご記入ください。T-KernelやITRONは、航空宇宙分野から産業機器、カーナビ、多機能プリンタ、電子楽器、デジタルカメラなど、さまざまな分野で多くの採用事例があります。

お送りいただいた採用事例は、トロンフォーラムのwebサイトやメールマガジンでご紹介させていただいたり、坂村会長の講演やTRONプロジェクトの技術情報誌「TRONWARE」などでご紹介させていただいたり、トロンフォーラムが主催または共催、協賛するイベント等でご紹介させていただく予定です。

是非、この機会に採用事例をご紹介ください。詳しくは以下のページにある入力フォームをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/tron-project/provide-the-use-case/

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