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トロンフォーラムメールマガジン | TRONWARE VOL.195「INIAD特別講義 メタバースの中の建築」

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トロンフォーラムが毎月お送りするメールマガジンの2022年6月号をお送りします。

TRONWARE VOL.195「INIAD特別講義 メタバースの中の建築」

TRON & IoT技術情報マガジンのTRONWAREは、最新号となるVOL.195を6月15日(水)に発売いたします。

本号の特集1は「INIAD 特別講義 メタバースの中の建築」です。坂村会長が学部長を務めるINIAD(東洋大学情報連携学部)は、建築家の隈研吾氏(INIAD 情報連携学研究科 特任教授)と連携して、2022年3月29日にINIADホールで特別講義を行いました。

コロナ禍でリモートワークが普及し、現実空間の建築の在り方が見直されつつある中で、「仮想空間の建築」に注目が集まっています。電脳建築家として1997年に「バーチャルアーキテクチャー展」を東京大学総合研究博物館で企画・実施し、自身も時代の先駆けとなる未来の住宅を多数デザインしてきた坂村会長と、日本におけるコンピューティショナルデザインの第一人者である隈研吾氏が、無限の可能性を秘めるメタバースの中の建築について語った特別講義を採録しました。本特集では、坂村会長による「メタバースの身体性と建築」と、隈研吾氏による「コンピュータによる建築デザインとメタバースとの親和性」という2つの講演、さらに両者による対談「メタバースの中の建築」の内容を詳しくご紹介しています。

また、特集2は「TRONプロジェクト 2022年の最新状況」です。2022年3月に行われたトロンフォーラムの会員を対象に行った総会で語られた、TRONプロジェクトの最新状況をご紹介しています。TRONプロジェクトの推進母体となっているトロンフォーラムの活動状況以外に、「TRONエコシステム」として連携して活動を行っている公共交通オープンデータ協議会(ODPT)、AIデータ活用コンソーシアム(AIDC)、オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構(VLED)、Open Smart UR研究会、IoTサービス連携協議会(AIoTS)の各団体による活動状況をご紹介した他、トロンフォーラムの各WGの活動状況をご紹介しました。

さらに、本号から新連載「micro:bitでμT-Kernel 3.0を動かそう」が始まりました。第1回は 「micro:bitの概要」です。連載記事「誌上セミナーμT-Kernel 3.0でIoTエッジノードを作ろう」の第2回「開発環境とμT-Kernel 3.0の実行」や、「電子の統合商社 明光電子の製品紹介」、2022年度もINIADが中心となって実施する「Open IoT教育プログラム」の内容や募集要項をご紹介しています。この他、TIVAC Informationやセミナースケジュール、Welcome to TRON Forum & Ubiquitous ID Center等を掲載しています。

TRONWARE VOL.195の詳細は以下をご参照ください。
https://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/361.html

7月8日「【実習】μT-Kernel 3.0 組込みプログラミング入門 (STM32マイコン編)」受付中

トロンフォーラムでは2022年7月8日(金)にINIAD(東洋大学情報連携学部)のある東洋大学赤羽台キャンパスで開催する予定の「【実習】μT-Kernel 3.0 組込みプログラミング入門(STM32マイコン編)」の受講申込を受付中です。

受講申込は有償会員の方を優先とし、定員枠に満たない場合は学術会員及び会員以外の方の受講を受け付けます。本セミナーの詳細につきましては、以下のページをご確認ください。実習に使った開発ボードなどの教材はお持ち帰りいただけます。受講後も継続的に学習していただくためにご利用ください。

なお、すべてのカリキュラムを受講していただいた方へは、本セミナーの終了後に、日程、セミナー名、受講者名等を記載した「受講証明書」をお渡しいたします。

皆様のご参加をお待ち申し上げます。

※なお、本セミナーは2022年3月に実施したセミナーと同一のカリキュラムです。

7月8日(金)【実習】μT-Kernel 3.0 組込みプログラミング入門 (STM32マイコン編)
https://www.tron.org/ja/seminar/schedule2022/

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TIVACニュースレター 間もなく会員ページで最新記事を公開

トロンフォーラムが会員専用ページで公開している「TIVACニュースレター」は、間もなく最新記事「2022-1」を公開する予定です。

今回公開する記事では、アメリカ合衆国国土安全保障省(DHS)の機関「CISA」 の公開したサイバー攻撃に利用されている既知の脆弱性のリストに関して、組込みシステムに関係するものはどういったものかを調査した概要をご紹介する予定です。

「2022-1」を公開次第、会員の方へご案内いたしますので、自社で管理されている組込みシステムのセキュリティに関する脆弱性対策にご活用ください。TIVACニュースレターの詳細につきましては、会員専用ページにログインしていただいたあと、「会員向け公開」の項目からTIVACのページへ進んでください。

トロンフォーラム会員専用ページ
https://members.tron.org/

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7月14日及び15日にパーソナルメディアがT-Kernelセミナーを開催

トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディアでは、T-Kernelを使った開発について、より詳しく学びたい方を対象に、有料の実習セミナーを実施しています。

7月14日(木)に実施する「T-Kernel導入実習セミナー」では、T-Kernelの基礎から、ソフトウェア部品の組合せ、メモリモデル、デバッグ手法などを説明したうえで、プロセスベースおよびT-Kernelベースのソフト開発からデバッグまでの流れをご体験いただきます。

また7月15日(金)に実施する「T-Kernelドライバ開発実習セミナー」では、T-Kernelのデバイスドライバの開発を担当されるT-Kernel経験者を対象に、ドライバの内部構造およびインタフェースなどを説明します。また実習を通じて、ドライバの開発の流れを一通りご体験いただきます。各セミナーの詳細につきましては、以下の公式webサイトをご参照ください。

パーソナルメディア セミナー紹介ページ
http://www.t-engine4u.com/seminar/index.html

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「Open IoT教育プログラム」2022年度受講生募集 間もなく受付締切

坂村健トロンフォーラム会長が学部長を務めるINIAD(東洋大学情報連携学部)を中心に、東京大学及びトロンフォーラムが連携して実施している、文部科学省「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成(enPiT-Pro)」の「Open IoT教育プログラム」では、2022年度受講生を募集中です。

「Open IoT教育プログラム」は、高度なIoT技術を身につけたい社会人の方を対象に、IoT関連分野の体系的な知識とスキルを短期間で身につけることのできる「学び直し」のためのコースです。

トロンフォーラムと連携し、リアルタイムOSの世界標準規格IEEE2050-2018に準拠した μT-Kernel 3.0、IoT-Engineを用いたシステム開発を中心に、Webアプリケーション開発や機械学習等のIoTと関連が深い分野の最新技術についても学習します。(C言語に関するスキルを前提とします。)

なお、本プログラムは、文部科学省職業実践力育成プログラム(BP)及び厚生労働省専門実践教育訓練講座に指定されています。そのため、一定の条件を満たした場合、国の助成を受けることができます。

「Open IoT教育プログラム」の詳細については、以下のサイトをご参照ください。間もなく受付締切となります。受講をご検討中の方はお早めに出願してください。

「Open IoT教育プログラム」
https://enpit.iniad.org/

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トロンフォーラム設立20周年 T-Kernel/ITRONの採用事例募集中

トロンフォーラムは、旧称のT-Engineフォーラムとして2002年に設立され、活動を続けてまいりました。おかげ様で、2022年6月で設立20周年を迎えることができました。

この間、2010年にITRON仕様やBTRON仕様などの仕様策定を行ってきたトロン協会の事業や各種WG活動を継承し、2015年4月にトロンフォーラムと名称を変更して現在に至ります。多くの企業や技術者の方々のご支援をいただき、ITU-TでのユビキタスIDアーキテクチャをベースにしたITU-T勧告「H.642」が成立したり、μT-Kernel 2.0がベースのIEEE 2050-2018がIEEE標準として成立したりするなど、トロンフォーラムの標準化活動の成果は国際的にも高く評価をいただいています。

また、トロンフォーラムではさまざまなワーキンググループによる標準化活動の成果として、T-Engineボードやその上で動作するT-Kernel、μT-Kernelといった組込み用リアルタイムOSの仕様策定と仕様書の作成、及びその仕様に基づいたリファレンスソースコードの一般公開を行ってきました。これらはいずれも無償で行われています。さらに近年では、トロンフォーラムのwebサイトだけでなく、GitHubといったオープンソースソフトウェアの公開を行うリポジトリでのμT-Kernelの最新版「μT-Kernel 3.0」のバージョンアップ版のリリースを継続して実施しています。

こうした活動の成果は多くの分野で製品に採用されています。そこでトロンフォーラムでは、T-KernelやITRONの採用事例を募集中です。T-KernelやITRONを採用された事例をご紹介いただける場合は、入力フォームにご記入ください。T-KernelやITRONは、航空宇宙分野から産業機器、カーナビ、多機能プリンタ、電子楽器、デジタルカメラなど、さまざまな分野で多くの採用事例があります。

お送りいただいた採用事例は、トロンフォーラムのwebサイトやメールマガジンでご紹介させていただいたり、坂村会長の講演やTRONプロジェクトの技術情報誌「TRONWARE」などでご紹介させていただいたり、トロンフォーラムが主催または共催、協賛するイベント等でご紹介させていただく予定です。

是非、この機会に採用事例をご紹介ください。詳しくは以下のページにある入力フォームをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/tron-project/provide-the-use-case/

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