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トロンフォーラムメールマガジン | 「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」延長決定

トロンフォーラムメールマガジン | 「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」延長決定

トロンフォーラムが毎月お送りするメールマガジンの2020年7月号をお送りします。 

「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」延長決定

公共交通オープンデータ協議会(会長 : 坂村 健 INIAD 東洋大学情報連携学部 学部長)では、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、現在開催中の「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」について、コンテストの応募期間を2021年10月15日まで、また、実施期間を2022年1月31日まで延長いたしました。

公共交通オープンデータ協議会は、世界一複雑とも言われる「東京」の公共交通を、訪日外国人の方、障碍を持つ方、高齢者の方を含む、誰もがスムーズに乗りこなせるようにすることを目指し、公共交通データのオープン化を進めてきました。

第4回チャレンジでは、多様な来訪者が訪れる2020年及び2021年の東京におけるスムーズな移動と快適な滞在を実現するアプリケーションを、広く募集しています。首都圏の主な鉄道、バス、航空に関する時刻表や運行情報、ロケーション情報を提供中です。

さらに、こうした交通系のデータだけでなくKDDIから提供いただいた「位置情報統計データ」、ドコモ・インサイトマーケティングから提供いただいた「モバイル空間統計データ」、Agoopから提供いただいた「メッシュ型流動人口データ」、「ポイント型流動人口データ」、さらにドコモ・バイクシェアから提供いただいた「バイクシェアサービスのポートデータ」といった各種データも提供中です。

第4回チャレンジは賞金総額が300万円となり、これまでのチャレンジの賞金に比べて増額されただけでなく、規約に従ってご利用いただくことで、営利目的でのデータ利用も可能となりました。この機会に是非、本チャレンジへの参加をご検討ください。

なお、東京公共交通オープンデータチャレンジで提供されるデータの配信技術には、uIDアーキテクチャが採用されています。第4回チャレンジの詳細は、以下のページをご参照ください。

第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ
https://tokyochallenge.odpt.org/

7月16日-17日「ITRON中級」受付中

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛要請が解除されたことをうけ、トロンフォーラムでは2020年度のセミナーを7月より開始いたします。現在、7月16日-17日の「ITRON中級」の受講者の申込を受付中です。本セミナーの会場は東京大学(本郷)ではなく、INIAD(東京・赤羽)に変更されています。受講される方はご注意ください。

受講申込は有償会員の方を優先とし、定員枠に満たない場合のみ、学術会員及び会員以外の方の受講を受け付けます。

受講の際は、マスクの着用をお願いします。政府による外出自粛要請は解除されましたが、引き続き、新型コロナウイルスへの感染防止のため、発熱されている方や体調不良の方のセミナー受講はご遠慮いただく場合があります。あらかじめご了承ください。なお、7月9日-10日に開催する「ITRON初級」につきましては、定員に達しましたので、現在、キャンセル待ち受付中となっています。その他、各セミナーの詳細につきましては、セミナーのご紹介ページをご確認ください。

7月16日-17日「ITRON中級」
https://www.tron.org/ja/2020/06/seminar0716/
7月9日-10日「ITRON初級」[キャンセル待ち受付中] 
https://www.tron.org/ja/2020/06/seminar0709/

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「Open IoT教育プログラム」2020年度受講生募集中のお知らせ

坂村健トロンフォーラム会長が学部長を務めるINIAD(東洋大学情報連携学部)を中心に、東京大学、名古屋大学、名城大学及びトロンフォーラムが連携して実施している、文部科学省「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成(enPiT-Pro)」の「Open IoT教育プログラム」では、2020年度受講生を募集中です。

「Open IoT教育プログラム」は、高度なIoT技術を身に付けたい社会人の方を対象に、IoT関連分野の体系的な知識とスキルを短期間で身につけることのできる「学び直し」のためのコースです。

IoT分野を支える約170団体が入会するトロンフォーラム(https://www.tron.org/ja/)と連携し、リアルタイムOSの世界標準規格IEEE2050-2018に準拠したμT-Kernel 3.0、IoT-Engineを用いたシステム開発を中心に、Webアプリケーション開発や機械学習等のIoTと関連が深い分野の最新技術についても学習します。(C言語に関するスキルを前提とします。)

「Open IoT教育プログラム」では、2020年度よりオンラインによるリモートでの学習を、さらに強化します。受講生の方には、期間中IoT-Engineの貸出を行います。専門科目に加え一部の演習科目も、ご自宅等を含む遠隔からオンラインで受講することが可能です。

この「Open IoT教育プログラム」を受講いただくことをご検討されている方を対象に、以下のwebサイトにおいてオンライン説明会を実施しています。YouTubeにていつでもご覧いただくことができますので、ご興味をお持ちの方は、ご都合のよいときに是非ご覧のうえ、受講をご検討ください。

「Open IoT教育プログラム」の詳細、及びオンライン説明会については、以下のサイトをご参照ください。

「Open IoT教育プログラム」
https://enpit.iniad.org/

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7月9日及び10日にパーソナルメディアがT-Kernelセミナーを開催

トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディアでは、T-Kernelを使った開発について、より詳しく学びたい方を対象に、有料の実習セミナーを実施しています。7月9日(木)に実施する「T-Kernel導入実習セミナー」では、T-Kernelの基礎から、ソフトウェア部品の組合せ、メモリモデル、デバッグ手法などを説明したうえで、プロセスベースおよびT-Kernelベースのソフト開発からデバッグまでの流れをご体験いただきます。

7月10日(金)に実施する「ドライバ開発実習セミナー」では、T-Kernelのデバイスドライバの開発を担当されるT-Kernel経験者を対象に、ドライバの内部構造およびインタフェースなどを説明します。また実習を通じて、ドライバの開発の流れを一通りご体験いただきます。各セミナーの詳細につきましては、以下の公式webサイトをご参照ください。

パーソナルメディア セミナー紹介ページ
http://www.t-engine4u.com/seminar/index.html

pmc

イーソルの「eT-Kernel」が3Dデジタルアラウンドビューモニタに搭載

トロンフォーラム幹事会員のイーソルは、同社製機能安全対応RTOS「eT-Kernel」が、車載カムコーダを開発する中国のShenzhen Onstar Technology Co., Ltd.製3Dデジタルアラウンドビューモニタに採用されたことを発表しました。この3Dアラウンドビューモニタは、主要なOEMの自動車モデル向けにオプションとしてカスタマイズされ、各ディーラーにて販売されているとのことです。また、この3Dデジタルアラウンドビューモニタには、同じくトロンフォーラムB会員のソシオネクスト社製グラフィックスSoC「SC1810」も採用されている、とのことです。詳細は以下をご参照ください。

イーソル株式会社
https://www.esol.co.jp/news/news_456.html

esol

Treck社が提供するIPスタックの脆弱性「Ripple20」についてのご注意

トロンフォーラムでは、T-Kernel、μT-Kernel及びT2EXといったTRON系OSやミドルウェア、さらにITRON仕様準拠OS及びその他の組込みRTOSやミドルウェアに関する脆弱性情報を告知し、集約するため「脆弱性情報特設サイト」を設置しました。

今回、従前からご案内している「URGENT/11」とは別に、Treck社が提供するIPスタックの脆弱性「Ripple20」についてのご注意を掲載いたしました。

トロンフォーラムで提供しております T-Kernel 2.0 Extension(T2EX) に含まれるTCP/IPプロトコルスタックは NetBSDの実装をもととしており、Ripple20の対象となるTreck社が提供するIPスタックとは関係ありません。

しかしながら今回のRipple20につきましては、以下の点から日本のTRON系RTOSファミリーの利用者に特に注意を喚起いたします。Treck社から直接提供されるスタック以外にも、図研エルミック社の提供するKASAGO製品にも同様の脆弱性があることが、図研エルミック社より報告されています。

■図研エルミック
KASAGO製品における脆弱性に関するお知らせ
https://www.elwsc.co.jp/news/4136/

詳細な説明文書:
https://www.elwsc.co.jp/wp-content/uploads/2020/06/KASAGO202006-1.pdf

このKASAGOスタックはトロンフォーラムの前身のT-Engine フォーラムの時代に、T-Engine用に商用提供された最初のネットワークのスタックの一つで広く販売されていました。もし製品、プロトタイプに関わらず、ネットワークに接続したシステムでKASAGO製品を利用されている場合には、上記の文書に書かれた対処を検討してください。詳細につきましては、以下のトロンフォーラム「脆弱性情報特設サイト」をご覧ください。

また、各種IoT機器やRTOS、周辺ソフトウェア等の脆弱性に関する情報がありましたら、ぜひトロンフォーラム事務局まで、情報提供をいただきますようお願い申し上げます。

■トロンフォーラム「脆弱性情報特設サイト」
https://www.tron.org/ja/vulnerability/

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T-Kernel/ITRONの採用事例募集中

トロンフォーラムでは、T-KernelやITRONの採用事例を募集中です。T-KernelやITRONを採用された事例をご紹介いただける場合は、入力フォームにご記入ください。T-KernelやITRONは、航空宇宙分野から産業機器、カーナビ、多機能プリンタ、電子楽器、デジタルカメラなど、さまざまな分野で多くの採用事例があります。

お送りいただいた採用事例は、トロンフォーラムのwebサイトやメールマガジンでご紹介させていただいたり、坂村会長の講演やTRONプロジェクトの技術情報誌「TRONWARE」などでご紹介させていただいたり、トロンフォーラムが主催または共催、協賛するイベント等でご紹介させていただく予定です。

是非、この機会に採用事例をご紹介ください。詳しくは以下のページにある入力フォームをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/tron-project/provide-the-use-case/

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