トロンフォーラム

トロンフォーラムメールマガジン | TRONWARE VOL.197 次世代光ネットワーク・コンピューティング「IOWN」

トロンフォーラムメールマガジン |  TRONWARE VOL.197 次世代光ネットワーク・コンピューティング「IOWN」

トロンフォーラムが毎月お送りするメールマガジンの2022年10月号をお送りします。

TRONWARE VOL.197 次世代光ネットワーク・コンピューティング「IOWN」

TRON & IoT技術情報マガジンのTRONWAREは、最新号となるVOL.197を10月15日(土)に発売いたします。

本号の特集は、次世代光ネットワーク・コンピューティング「IOWN」です。

IOWNは「Innovative Optical and Wireless Network」の略で、NTTが2019年に提唱した光技術を中心とした次世代の情報ネットワーク構想です。IOWNによって、現在の電子をベースとした技術では実現が困難な低消費電力(100倍の電力効率)、大容量・高品質(125倍の電力効率)、低遅延(エンドツーエンドで200分の1のレイテンシ)が実現できるとされています。電子・電気技術から光技術への移行が実現すれば、コンピュータの進化に大きな変革をもたらすことは間違いありません。

TRONが得意とするエッジノード側からすれば、光技術で大容量・低消費電力・低遅延が実現されれば、組込みシステムの内部バスを光のまま外部化してクラウドに直結。これにより、エッジ側を軽くしてクラウド側のセンターで高度な処理が実現できるようになります。坂村会長で提唱してきた「IoT-Aggregator」の実現に向けて、見逃せない技術です。

TRONWARE VOL.197では、このIOWNを強力に推進しているNTTグループの技術陣によるIOWNを徹底解説した記事を掲載しました。IOWNによって構築される未来像をはじめ、IOWNのネットワークとコンピューティングを支える光電融合技術、オールフォトニクス・ネットワーク(APN)、光ディスアグリゲーテッドコンピューティングなど、IOWNに関する知識を深めたい方は必読の記事です。

この他、2022年7月末に大阪で開催されたET & IoT West 2022での坂村会長による基調講演「Rebooting -ネットワーク時代の組込みシステム-」を誌上採録したほか、好評の連載「micro:bitでμT-Kernel 3.0を動かそう」や、誌上セミナー「μT-Kernel 3.0でIoTエッジノードを作ろう」、「電子の統合商社 明光電子の製品紹介」も掲載しました。

また、IoT関連機器の脆弱性情報を紹介するTIVAC Informationは「”使い捨て”ネットワーク機器のアプローチ」と題して、ネットワーク機器の脆弱性が発生した際に”使い捨て”が可能なケースが限られることを指摘しています。

TRONWARE VOL.197の詳細は以下をご参照ください。
https://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/363.html

2022 TRON Symposium -TRONSHOW- TEPS35thの開催日程が決定

トロンフォーラムでは、今年も12月7日(水)から9日(金)の期間、東京ミッドタウン(東京・六本木)で2022 TRON Symposium -TRONSHOW- を開催いたします。今年のTRONSHOWも、新型コロナウイルスの感染対策を実施しながら、リアル会場とオンライン配信のハイブリッド方式での開催となります。

また、コンピュータ技術を使って障碍者を支援することをテーマに毎年開催してきた「TEPS:TRONイネーブルウェアシンポジウム」を、今年も11月26日(土)にINIADホール(北区赤羽台)で開催することになりました。

いずれも事前登録によりご参加いただくことができます。なお、事前登録は11月中旬の開始予定です。登録を開始いたしましたら、公式webサイトやメールマガジン等でご案内いたします。是非、ご参加ください。

本件の詳細ならびにお申込みにつきましては、下記の公式webサイトをご確認ください。
https://www.tronshow.org/

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坂村会長が特別講演に登壇 10月18日に「日独オクトーバー技術交流会2022」開催

トロンフォーラム幹事会員のインフィニオン テクノロジーズ ジャパンが企画運営を支援するイベント「日独オクトーバー技術交流会2022」(主催:ドイツ商工会議所)が、10月18日(火)に東京大学 伊藤国際学術研究センター(文京区本郷)で行われます。

本交流会では、持続可能な未来の実現に向けた日本のユニークな脱炭素化・デジタル化のイノベーションを論じます。当日は坂村会長が特別講演で登壇する予定です。

参加費は無料ですが、事前登録が必須です。本交流会の詳細をお知りになりたい方や、参加を希望される方は、以下の専用サイトをご参照ください。

日独オクトーバー技術交流会2022
https://lnkd.in/g2SxRzyQ

坂村会長が10月27日開催「令和4年度URひと・まち・くらしシンポジウム」で基調講演

トロンフォーラムの坂村会長が10月27日(木)の12:00から16:20にイイノホール(東京都千代田区)で開催される、「令和4年度URひと・まち・くらしシンポジウム」(主催:独立行政法人都市再生機構)で基調講演を行います。当日は、「未来を志向する」をテーマに、ヌーヴェル赤羽台保存街区で実施している、2030年の住まいにおけるHaaSを模索する「Open Smart UR」の取組等近未来住宅についてお話しいたします。

本シンポジウムは当日会場でご聴講いただく以外に、インターネットによるライブ配信(アーカイブ配信を含む)で参加いただくことができます。いずれの場合も参加費用は無料ですが、以下の公式webサイトで事前登録が必須となっております。なお、新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、会場でのリアル参加に代えてライブ配信をご案内させていただくことがあります。なにとぞご了承ください。

本シンポジウムの詳細につきましては、以下の公式webサイトをご参照ください。

なお、トロンフォーラムでは本シンポジウムのお申込みやお問い合わせは受け付けておりませんのでご注意ください。

UR都市機構「令和4年度URひと・まち・くらしシンポジウム」
https://www.ur-net.go.jp/rd/houkokukai/2022/ 

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EdgeTech+2022でRTOSアンケートを実施 11月17日に坂村会長が基調講演

トロンフォーラムの調査研究WGは、2022年11月16日(水)-18日(金)にパシフィコ横浜 展示ホール/アネックスホール(横浜市西区みなとみらい)で開催されるEdgeTech+2022(旧「ET & IoT」、主催:一般社団法人 組込みシステム技術協会)で、「組込みシステムにおけるリアルタイムOSの利用動向に関するアンケート調査」を実施する予定です。EdgeTech+2022への参加を予定されている組込み技術者の方は、是非、アンケートへの回答にご協力ください。

また、11月17日(木)の13:00-14:00にアネックスホールF203-204で行われる基調講演に、坂村会長が「ネットワーク時代のエッジテクノロジー」と題して登壇します。聴講を希望される方は、EdgeTech+2022の公式webサイトで事前登録を行ってください。

EdgeTech+2022
https://www.jasa.or.jp/expo/ 

11月17日及び18日にパーソナルメディアがT-Kernelセミナーを開催

トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディアでは、T-Kernelを使った開発について、より詳しく学びたい方を対象に、有料の実習セミナーを実施しています。

11月17日(木)に実施する「T-Kernel導入実習セミナー」では、T-Kernelの基礎から、ソフトウェア部品の組合せ、メモリモデル、デバッグ手法などを説明したうえで、プロセスベースおよびT-Kernelベースのソフト開発からデバッグまでの流れをご体験いただきます。

また11月18日(金)に実施する「T-Kernelドライバ開発実習セミナー」では、T-Kernelのデバイスドライバの開発を担当されるT-Kernel経験者を対象に、ドライバの内部構造およびインタフェースなどを説明します。また実習を通じて、ドライバの開発の流れを一通りご体験いただきます。各セミナーの詳細につきましては、以下の公式webサイトをご参照ください。

パーソナルメディア セミナー紹介ページ
http://www.t-engine4u.com/seminar/index.html 

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ココシル山陰WESTを用いた「石見周遊スタンプラリー いわみくるり」開催中

トロンフォーラム幹事会員のユーシーテクノロジ株式会社が開発・運用するココシル山陰WESTを用いた「石見周遊スタンプラリー いわみくるり」が、島根県の石見観光振興協議会によって山陰地域で開催中です。期間は2022年9月14日(水)から2023年2月28日(火)までです。

このスタンプラリーに参加するには、iOS版またはAndroid版のココシルアプリをダウンロードしていただきます。ココシル山陰WEST内に表示される「石見周遊スタンプラリー いわみくるり」から、対象店舗や施設に設置されたQRコードをアプリで読み込んでスタンプを入手していただきます。必要な条件をクリアすることで、石見地域の素敵な賞品が当たる抽選に応募できます。

賞品一覧やスタンプラリーの対象エリアおよび対象店舗・施設等については、以下のサイトをご参照ください。山陰地域にお住いの方や、同地域を旅行される方など、多くの方のご参加をお待ちいたします。なお、「ココシル山陰WEST」のベースになっている「ココシル」には、ucodeを用いたユビキタスIDアーキテクチャが採用されています。

石見周遊スタンプラリー いわみくるり
https://www.all-iwami.com/contents/stamprally/

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パーソナルメディア社製T-Kernelがハンディスキャナに採用

トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディアは、株式会社オプトエレクトロニクスが開発したバーコード及び二次元コード読み取り用ハンディスキャナ2製品(L-46X、L-22X)と、組込み向け二次元モジュール(FDI-4100)に、パーソナルメディア社製T-Kernel「PMC T-Kernel」が採用されたと発表しました。

ハンディスキャナ2製品と組込み向けモジュールのいずれも、バーコード、二次元コード及びOCRフォントを高速に読み取ることができます。パーソナルメディア社によるとオプトエレクトロニクス社から「製品の基礎的な性能向上やソフトウェア開発の効率化等で、PMC T-Kernelを高く評価いただいた」とのことです。

トロンフォーラムでは、引き続きT-KernelやITRONの採用事例を募集中です。公表可能な事例をお持ちの方は、是非、トロンフォーラムへお知らせください。

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http://www.t-engine4u.com/solution/adoption.html

トロンフォーラム設立20周年 T-Kernel/ITRONの採用事例募集中

トロンフォーラムは、旧称のT-Engineフォーラムとして2002年に設立され、活動を続けてまいりました。おかげ様で、2022年6月で設立20周年を迎えることができました。

この間、2010年にITRON仕様やBTRON仕様などの仕様策定を行ってきたトロン協会の事業や各種WG活動を継承し、2015年4月にトロンフォーラムと名称を変更して現在に至ります。多くの企業や技術者の方々のご支援をいただき、ITU-TでのユビキタスIDアーキテクチャをベースにしたITU-T勧告「H.642」が成立したり、μT-Kernel 2.0がベースのIEEE 2050-2018がIEEE標準として成立したりするなど、トロンフォーラムの標準化活動の成果は国際的にも高く評価をいただいています。

また、トロンフォーラムではさまざまなワーキンググループによる標準化活動の成果として、T-Engineボードやその上で動作するT-Kernel、μT-Kernelといった組込み用リアルタイムOSの仕様策定と仕様書の作成、及びその仕様に基づいたリファレンスソースコードの一般公開を行ってきました。これらはいずれも無償で行われています。さらに近年では、トロンフォーラムのwebサイトだけでなく、GitHubといったオープンソースソフトウェアの公開を行うリポジトリでのμT-Kernelの最新版「μT-Kernel 3.0」のバージョンアップ版のリリースを継続して実施しています。

こうした活動の成果は多くの分野で製品に採用されています。そこでトロンフォーラムでは、T-KernelやITRONの採用事例を募集中です。T-KernelやITRONを採用された事例をご紹介いただける場合は、入力フォームにご記入ください。T-KernelやITRONは、航空宇宙分野から産業機器、カーナビ、多機能プリンタ、電子楽器、デジタルカメラなど、さまざまな分野で多くの採用事例があります。

お送りいただいた採用事例は、トロンフォーラムのwebサイトやメールマガジンでご紹介させていただいたり、坂村会長の講演やTRONプロジェクトの技術情報誌「TRONWARE」などでご紹介させていただいたり、トロンフォーラムが主催または共催、協賛するイベント等でご紹介させていただく予定です。

是非、この機会に採用事例をご紹介ください。詳しくは以下のページにある入力フォームをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/tron-project/provide-the-use-case/

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