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トロンフォーラムメールマガジン | TRONWARE VOL.179 「物流ロボットプログラミングコンテスト」

トロンフォーラムメールマガジン | TRONWARE VOL.179 「物流ロボットプログラミングコンテスト」

トロンフォーラムが毎月お送りするメールマガジンの2019年10月号をお送りします。

TRONWARE VOL.179 「物流ロボットプログラミングコンテスト」

TRON & IoT技術情報マガジンのTRONWAREは、最新号となるVOL.179を10月15日に発売いたします。本号の特集記事は、2018年12月20日から2019年7月7日のエントリー期間に、賞金総額500万円をかけて行われた「物流ロボットプログラミングコンテスト」です。

このコンテストでは、ダイワロジテックのグループ企業のひとつである株式会社フレームワークスが運営する実在の物流施設「Intelligent Logistics Center PROTO(ILCP)」を舞台にして、物流ロボットを最適に制御するアルゴリズムを競いました。ILCPは複数の荷主が従量課金制度のもとで施設を共同利用する次世代物流施設です。ILCP内での荷物の入荷、出荷に関する実績データを公開し、その実績データをもとに、物流ロボットを最適に動かすプログラムを作成していただきました。

出荷指示を受けてから出荷エリアに荷物を運ぶまでの平均時間の短さを競う「出荷速度」や、ロボットの合計動作移動時間の少なさを競う「省エネ効率」、さらに各作品の着想を審査基準として、坂村健INIAD(東洋大学情報連携学部)学部長/YRPユビキタス・ネットワーキング研究所長/トロンフォーラム会長をはじめとする審査員が、応募されたプログラムを厳正に評価しました。

8月9日にINIADで行われた結果発表・表彰式で、最優秀賞300万円を獲得したのは誰か、また、どのような作品が入賞したのか、是非、本誌でご確認ください。

このほか、7月19日にINIADホールで行われたINIAD特別講座「The City of Tomorrow: Open. Participatory. Resilient/未来の都市:回復力のあるオープンで全員参加型の都市」での、ベルン応用科学大学ステファン・ハラー教授による講演を採録したほか、INIADが中心となり、東京大学、名古屋大学、名城大学を連携校として、トロンフォーラムも協力して実施している「2019年度Open IoT教育プログラム」についてもご紹介しています。

TRONWARE VOL.179の詳細は以下をご参照ください。
https://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/344.html

10月8日「2019 International Open Data Summit」開催 坂村会長が基調講演

坂村会長が理事長を務める一般社団法人オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構(VLED)が共催し、内閣官房IT総合戦略室 / 東京大学大学院情報学環/ Asia Open Data Partnership (AODP)が主催する「2019 International Open Data Summit」が、10月8日に東京大学本郷キャンパス内の安田講堂で行われます。坂村会長はVLED理事長として、本Summitで基調講演を行います。

本Summitを主催するAsia Open Data Partnership (AODP) は、アジア各国・地域の文化とニーズを踏まえたオープンデータの普及と活用、情報共有、国際協力等を目的に、台湾の呼びかけで2015年10月14日に設立され、日本も2017年から参加しています。AODPでは、各国・地域のオープンデータの活用を促進するハッカソン(Open Data Challenge)の運営と、「International Open Data Summit」を毎年1回開催しています。

10月8日に行われる本Summitは、アジアを中心とした各国・地域におけるオープンデータの普及・活用に関する活動の進捗状況や課題等の情報共有、パネルディスカッション等を通じて、オープンデータの普及促進を目的として開催されます。

本Summitの参加費は無料ですが事前登録が必要です。本Summitの詳細及び事前登録は、以下の公式webサイトをご参照ください。

■2019 International Open Data Summit
http://www.vled.or.jp/2019IODsummit/

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10月18日にイーソル主催の無料セミナーを大阪で開催

トロンフォーラム幹事会員のイーソルは、10月18日(金)に大阪で『組込み最新トレンドにおけるイーソルの取り組み~OPC UA、ROS/ROS 2、ソフトウェア性能検証の最新動向を紹介~』と題した無料セミナーを開催いたします。

本セミナーでは、OPC UA対応のTRONベースリアルタイムOS「eT-Kernel」やスケーラブルRTOS「eMCOS」を中心とするRTOSプラットフォームについて、その概要と採用メリットを紹介します。

また、OPC UA Toolkit for ITRONを開発・提供しているアナザーウェア社をスピーカーに迎え、スマートファクトリーを実現する規格として注目されているOPC UAについて講演いただきます。さらに、ROS/ROS 2の国内外の動向および技術課題へのアプローチや高品質なソフトウェア開発を支援する性能検証ツールの紹介など、組込み分野における最新情報をお届けします。

リアルタイムOSおよびOPC UAの導入を検討されている方や、さらに効果的に活用したい方を対象としているとのことです。本セミナーの受講は無料ですが、事前登録が必要です。本セミナーに関する詳細は以下をご参照ください。

イーソル株式会社
[大阪開催セミナー]組込み最新トレンドにおけるイーソルの取り組み
https://www.esol.co.jp/seminar/seminar_185.html 

esol

11月11日-13日にルネサスエレクトロニクスがμITRONを用いたリアルタイムOS入門コースを開催

トロンフォーラム幹事会員のルネサス エレクトロニクスでは、マイコン応用システムにリアルタイムOSを導入するための基礎知識が習得できる「リアルタイムOS入門コース」を開催しています。μITRON4.0仕様に準拠したOSをRX62Nトレーニングボードで動作させる実習形式の3日間コースのセミナーで、イベントの通知や時間要件にあわせた平行処理を実現するマルチタスクプログラミング技術についてわかりやすく解説します。

リアルタイムOSをご利用される方、導入をご検討されている方が対象で、受講にあたってマイコンの基礎知識とC言語の基礎知識が必要です。

現在、11月11日から13日の東京・豊洲会場での受講申し込みを受け付け中です。費用はお一人様43,000円(税別)です。本セミナーの詳細及び受講のお申し込みは以下の公式webサイトをご参照ください。

■ルネサス半導体セミナー
リアルタイムOS入門コース
https://www.renesas.com/jp/ja/support/training/seminar/
individual/basic-technology-seminar/rtos-intro-course.html

11月14日及び15日にパーソナルメディアがT-Kernelセミナーを開催

トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディアでは、T-Kernelを使った開発について、より詳しく学びたい方を対象に、有料の実習セミナーを実施しています。11月14日(木)に実施する「T-Kernel導入実習セミナー」では、T-Kernelの基礎から、ソフトウェア部品の組合せ、メモリモデル、デバッグ手法などを説明したうえで、プロセスベースおよびT-Kernelベースのソフト開発からデバッグまでの流れをご体験いただきます。

11月15日(金)に実施する「ドライバ開発実習セミナー」では、T-Kernelのデバイスドライバの開発を担当されるT-Kernel経験者を対象に、ドライバの内部構造およびインタフェースなどを説明します。また実習を通じて、ドライバの開発の流れを一通りご体験いただきます。各セミナーの詳細につきましては、以下の公式webサイトをご参照ください。

パーソナルメディア セミナー紹介ページ
http://www.t-engine4u.com/seminar/index.html

 pmc

11月27日-28日に食品トレーサビリティ講習会(2019年度東京会場)を東大で開催

トロンフォーラムは、11月27日-28日に東京大学ダイワユビキタス学術研究館(東京・本郷)で食品トレーサビリティ講習会(2019年度東京会場)-食品トレーサビリティの原理とucodeを使った実践-を開催します。本講習会は、東京大学大学院情報学環・学際情報学府 総合分析情報学コースとの共同主催、坂村健トロンフォーラム会長が学部長を務めるINIAD、研修セミナーなどを専門に行う京都大学出資の京大オリジナル株式会社および講師団を中心とする食品トレーサビリティ研究会との共催のもとで実施します。

本セミナーは、新山陽子・京都大学名誉教授/立命館大学食マネジメント学部教授を会長として食品トレーサビリティの専門家を中心に活動する「食品トレーサビリティ研究会」および坂村会長による講義と、トロンフォーラム講師陣による実習とで構成されており、食品トレーサビリティの原理と最新の知識を普及させるとともに、食品トレーサビリティの管理者やアドバイザーなど専門家の育成を目的に開催しています。

本セミナーでは、坂村会長が「さまざまな情報媒体とユビキタス」と題して食品トレーサビリティにユビキタス・コンピューティング技術を導入する際の考え方を解説します。また、食品トレーサビリティの原理の講義や豊富な事例紹介を通じて、トレーサビリティの仕組みをつくる能力、初級程度の研修会の講師を務める知識が獲得できるようにします。さらに、食品流通におけるトレーサビリティにすぐ利用できるユビキタス・コンピューティング技術による実践的な事例演習も行います。

本セミナーの詳細については、決まり次第、トロンフォーラムのセミナーページ等でご紹介いたします。
https://www.tron.org/ja/seminar/schedule2019/

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トロンフォーラムがET2019へ出展 今年もRTOSアンケートを実施

トロンフォーラムでは、11月20日(水)-22日(金)にパシフィコ横浜(横浜・みなとみらい)で行われる「組込み総合技術展 & IoT総合技術展/Embedded Technology & IoT Technology 2019(主催:一般社団法人組込みシステム技術協会)」に出展し、会場で「組込みシステムにおけるリアルタイムOSの利用動向に関するアンケート調査」を実施します。

このアンケートは、トロンフォーラム「調査研究WG」の活動の一環として行われるもので、すでに20年以上実施しているものです。組込みシステムに携わる技術者の方を対象に、開発対象となる機器や、それらの機器の制御に用いたOSおよび各種ミドルウェア等についてお尋ねします。2018年に行われたアンケートでは、「組込みシステムに組み込んだOSのAPI」で、トロン系OSが約60%のシェアを達成し、アンケート開始以来、23年連続の利用実績トップになりました。

ET/IoT Technology 2019にご来場の際には、是非、アンケートにご協力ください。皆様のご来場をお待ち申し上げます。

ET/IoT Technology 2019
http://www.jasa.or.jp/expo/

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「第3回東京公共交通オープンデータチャレンジ」開催中

公共交通オープンデータ協議会(会長 : 坂村 健 INIAD 東洋大学情報連携学部 学部長)では、「第3回東京公共交通オープンデータチャレンジ」を2019年11月15日まで開催中です。

第3回チャレンジでは、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けて、東京都が共催に加わりました。鉄道、バス、航空に関係した各事業者からご提供いただいたデータを用いて、さまざまなアプリやアイデアを競っていただきます。

路線情報、時刻表情報などの静的データのほか、電車やバスのリアルタイムな位置情報と運行情報、航空機の発着情報などの動的データも公開されています。さらに国土交通省が整備を進めている、新宿駅、東京駅周辺の主要駅の駅構内図、施設情報も公開中です。

賞金総額は200万円です。この機会に是非、本コンテストにご参加ください。なお、東京公共交通オープンデータチャレンジで提供されるデータの配信技術には、uIDアーキテクチャが採用されています。本コンテストの詳細は、以下のページをご参照ください。

第3回東京公共交通オープンデータチャレンジ
https://tokyochallenge.odpt.org/

opd

2019 TRON Symposium(TRONSHOW)IEEE論文セッションの論文投稿募集中

来る2019年12月に開催されるIEEE CESoc (Consumer Electronics Society)技術協賛の国際会議2019 TRON Symposium (TRONSHOW) での論文エントリーと投稿を募集中です。多くの方の論文投稿をお待ちいたします。

2019 TRON Symposium (TRONSHOW) Call for Papers
https://www.tronshow.org/2019-tron-symposium/en/call.html

ieee

旧・Interpeak社製IP Stackの脆弱性「URGENT/11」に関するご注意

現在、旧・Interpeak社製IP Stackの脆弱性「URGENT/11」に関して各種報道が行われています。

トロンフォーラムでは、ITRON仕様に準拠したOSや、T-Kernel、μT-KernelといったTRON系OS上で動作する特定のTCP/IPスタックのご利用を推奨したことはありません。

しかしながら、TRON系OSだけでなく、各種RTOS上で旧・Interpeak社製IP Stack由来のTCP/IPを実装されていて、当該TCP/IPを搭載した機器がネットワークに接続されている場合は、最新のセキュリティ情報をご確認のうえ適切にご対応いただくことをご案内いたします。

■トロンフォーラム「脆弱性情報特設サイト」
https://www.tron.org/ja/vulnerability/

■米国 Department of Homeland Security
Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA)による「URGENT/11」に関する告知
ICS Advisory (ICSA-19-274-01)
Interpeak IPnet TCP/IP Stack
https://www.us-cert.gov/ics/advisories/icsa-19-274-01

■米国ARMIS社による「URGENT/11」に関する告知
https://www.armis.com/urgent11/

T-Kernel/ITRONの採用事例募集中

トロンフォーラムでは、T-KernelやITRONの採用事例を募集中です。T-KernelやITRONを採用された事例をご紹介いただける場合は、入力フォームにご記入ください。T-KernelやITRONは、航空宇宙分野から産業機器、カーナビ、多機能プリンタ、電子楽器、デジタルカメラなど、さまざまな分野で多くの採用事例があります。

お送りいただいた採用事例は、トロンフォーラムのwebサイトやメールマガジンでご紹介させていただいたり、坂村会長の講演やTRONプロジェクトの技術情報誌「TRONWARE」などでご紹介させていただいたり、トロンフォーラムが主催または共催、協賛するイベント等でご紹介させていただく予定です。

是非、この機会に採用事例をご紹介ください。詳しくは以下のページにある入力フォームをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/tron-project/provide-the-use-case/

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