トロンフォーラム

TRONWARE VOL.209  特集「IEEEマイルストーン TRON電脳住宅」

TRONWARE VOL.209  特集「IEEEマイルストーン TRON電脳住宅」

TRONWARE VOL.209は10月15日(火)発売。2023年に受賞した「TRONリアルタイムOSファミリー」に続いて、2年連続でIEEEマイルストーンをTRONプロジェクトの成果が受賞しました。今回の受賞対象は「TRON電脳住宅」です。

1989年12月に六本木で竣工されたTRON電脳住宅は、日本はもちろん、海外でも英BBCや米CNNなどのテレビ局をはじめ、Popular Science誌やIEEE MICRO誌などの雑誌、学会誌で紹介され、現在の「スマートハウス」の起源としてご紹介いただいています。

TRON電脳住宅では、日本の住宅関連メーカーが将来の商品化に向けてさまざまな研究開発を行ってきました。TRON電脳住宅での実装を経て一般化した技術には、ウォシュレットやヘルスケアモニター、シーン照明、屋内センサーネットワークなどがあります。

また、初代のTRON電脳住宅に続き、その後、「トヨタ夢の住宅PAPI」、「台湾u-home」、「東京大学ダイワユビキタス学術研究館」、「東洋大学INIAD HUB-1」、「Open Smart URスタートアップモデル住戸」、「Open Smart UR生活モニタリング住戸」に発展するなど、建築業界の発展に寄与してきました。誌面では、TRONプロジェクトで培ってきた技術を投入した住宅や建物の外観や内装をはじめ、時代の要請に応えて実装したさまざまなしくみをご紹介しています。

さらに特集2では、7月11日にグランフロント大阪コングレコンベンションセンターで開催されたEdgeTech+ WEST 2024での、坂村会長による基調講演「生成系AIが革新する組込みシステム開発の未来」を採録。TRONとAIに関して、坂村会長がINIADで実践しているAIの利活用事例について、さまざまな知見を述べている様子を余すところなくご紹介しています。

この他、7月16日に行われた公共交通オープンデータ協議会の2024年度総会の様子や、14回に及ぶ連載「micro:bitでµT-Kernel 3.0を動かそう」の最終回を掲載しました。組込みシステムにおける脆弱性情報の紹介を行っている「TIVAC Information」は、「IoT機器へのサイバー脅威を分析する」と題して、ICS(産業制御システム)関連のアドバイザリについてご紹介しました。

TRONWARE VOL.209の詳細は以下をご参照ください。
https://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/386.html

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