TRONWARE VOL.207は6月15日(土)発売。坂村会長が、2024年3月19日(火)にINIADホールで行った、INIAD開設7周年と、東洋大学創立者の名前を冠した井上円了賞の受賞を記念して行われた「INIADの今とこれから」と題した講演の内容を収録。
この井上円了賞は、東洋大学の創立者である井上円了を記念し、建学の精神を顕彰して、学術研究の振興に寄与することを目的として制定された賞で、選任教職員・卒業生・学生を対象として、学術的・社会的に価値が高いと認められる最近の業績に対し与えられる賞です。坂村会長の受賞対象業績は、「IEEE Milestoneの認定、およびIEEE Masaru Ibuka Consumer Technology Awardの受賞」となっています。
記念講演ではIEEEから受賞した各賞の受賞理由や受賞の際の様子を述べた他、開設から7周年を迎えたINIADの設立背景や実際の教育の様子、今後の方向性などについて詳しく紹介しました。
また3月16日(土)に神奈川大学横浜キャンパスで行われた一般社団法人情報処理学会の第86回全国大会での基調講演「対話型AIがもたらすプログラミング教育の未来」の内容を紹介しました。坂村会長が初代学部長を務めたINIADでは、独自に開発した「AI-MOP(AI Management and Operation Platform)」を通して、全学生が生成系AIとそのAPIを使える環境を提供しています。こうしたシステムを用いて、実際に学生が開発したシステム等を紹介しました。
さらに好評の連載「micro:bitでμT-Kernel 3.0を動かそう」は、第12回「I2C経由で加速度センサーを使ってみよう」です。組込み機器での脆弱性情報をお知らせしているトロンフォーラムの活動「TIVAC」では、海外でのサイバーセキュリティ対策法制化について解説しました。
TRONWARE VOL.207の詳細は以下をご参照ください。
https://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/384.html