
トロンフォーラムが毎月お送りするメールマガジンの2023年11月号をお送りします。
今回で40回目の開催となるTRONSHOW。テーマは「DX2GX──ICTで描く、カーボンニュートラルの未来」です。
12月6日(水)-8日(金)に東京ミッドタウンホール(東京・六本木)で、2023 TRON Symposium -TRONSHOW-を開催します。今回で40回目の開催となるTRONSHOW。テーマは「DX2GX──ICTで描く、カーボンニュートラルの未来」です。
2023年、TRONプロジェクトリーダーの坂村会長はIEEEからIEEE Masaru Ibuka Consumer Technology Awardを受賞し、さらに、TRONリアルタイム・オペレーティングシステム・ファミリーがIEEEマイルストーンに認定されるという二つの大きな評価を受けました。
IEEEマイルストーンは、IEEEによって、電気・電子・情報技術及びその関連分野における重要な技術的成果を認定し顕彰するプログラムです。このプログラムは1983年に設立され、ユニークな製品、サービス、基本的な論文、および特許など、IEEEに関連するあらゆる分野の優れた技術的成果を強調し、社会全体のエンジニアリングに対する理解と評価を向上させることを目的としています。具体的な認定基準としては、25年以上にわたって社会で高く評価されている実績が必要とされています。
このIEEEマイルストーン認定は、TRONリアルタイム・オペレーティングシステム・ファミリーの技術的成果とその影響を認識し、評価するものとなっています。この認定により、東京大学に記念のプレートが恒久展示されました。
今年のTRONSHOWでは、40年の成果を振り返る記念セッションが開かれるほか、テーマとしている「DX2GX──ICTで描く、カーボンニュートラルの未来」にあわせた、TRONプロジェクトの未来に向けた展望についても議論されます。
なお、今年のTRONSHOWも東京ミッドタウンホールでのリアルと、オンラインによるバーチャルのハイブリッド開催を予定しています。参加は無料ですが、いずれの場合も事前登録が必要です。間もなくこのTRONSHOWの事前登録の受付を開始します。トロンフォーラムのメールマガジンを購読されている方には、事前登録の受付開始をお知らせします。是非、お早めにご登録ください。
トロンフォーラムでは、11月30日(木)-12月1日(金)の2日間、両日とも10:00~16:30に、INIAD(北区赤羽台)のある東洋大学赤羽台キャンパス HUB-1で、μT-Kernel 3.0を使用したネットワークのプログラミングをハンズオンで実施します。
リアルタイムOSの使い方を学びたい方や、センサー制御などIoTエッジノードのプログラミングの基本を学びたい方、組込みシステムの開発に携わっている方、または今後携わりたいと考えている方を対象とします。
なお、本セミナーではプログラミングにC言語を使用します。本セミナーではC言語についての講義は行いませんので、受講される方はC言語の基本的な知識を有していること、及びリアルタイムOS「μT-Kernel 3.0」の入門セミナーを受講済または同レベルの知識をお持ちであることを前提とします。あらかじめご了承ください。
本セミナーの詳細及びお申込みにつきましては、以下のwebサイトをご参照ください。本セミナー以外にもトロンフォーラムが2023年度に実施する実習セミナーの予定を掲載しております。各セミナーとも受講者の募集を開始次第、詳しい概要をリンク先に公開いたします。あわせてご確認ください。
https://www.tron.org/ja/seminar/
トロンフォーラムの調査研究WGは、2023年11月15日(水)-17日(金)にパシフィコ横浜 展示ホール/アネックスホール(横浜市西区みなとみらい)で開催されるEdgeTech+ 2023(主催:一般社団法人 組込みシステム技術協会)で、「組込みシステムにおけるリアルタイムOSの利用動向に関するアンケート調査」を実施する予定です。EdgeTech+ 2023への参加を予定されている組込み技術者の方は、是非、アンケートへの回答にご協力ください。
また、11月16日(木)の10:00-11:00にアネックスホールF203-204で行われる基調講演に、坂村会長が「カーボンニュートラル時代の組込みシステム(仮)」と題して登壇します。聴講を希望される方は、EdgeTech+ 2023の公式webサイトで事前登録を行ってください。
EdgeTech+ 2023
https://www.jasa.or.jp/expo/
トロンフォーラム幹事会員のユーシーテクノロジ株式会社が開発・運用する「ココシル上天草」では、「上天草デジタルお食事券」の運用を2024年2月29日(木)まで実施中です。
上天草市では、感染症等の影響によって大きなダメージを受けた市内の飲食店を応援するため、40%のプレミアがついた「上天草デジタルお食事券」を販売中です。ご利用にあたっては、スマホアプリの「ココシル上天草」をインストールしていただいたあと、1口7,000円分を5,000円でご購入いただいています。「上天草デジタルお食事券」は、市内の飲食店25店舗での会計時に利用可能です。詳しくは以下のページをご参照ください。
上天草デジタルお食事券
https://home-kamiamakusa.kokosil.net/ja/digital-ticket
トロンフォーラム幹事会員のユーシーテクノロジ株式会社が開発・運用する「ココシル山陰WEST」では、「石見周遊スタンプラリー いわみくるり」を開催中です。
スマホアプリの「ココシル山陰WEST」から「石見周遊スタンプラリー いわみくるり」を選択してスタンプラリーに参加してください。島根県西部の石見を中心に、周辺各地域に設定された対象店舗・施設でスタンプを集めて応募すると、抽選で石見地域の素敵な賞品が当たります。
開催期間は2023年7月12日(水)から2024年1月10日(水)までです。詳しくは以下の特設サイトをご覧ください。
「いわみくるり」スタンプラリー
https://home.sanin-west.kokosil.net/ja/2023-stamp-rally
坂村会長が審査員長を務めた「大和ハウス工業 スマートロジスティクスオープンデータチャレンジ」(主催:大和ハウス工業株式会社、共催:YRPユビキタス・ネットワーキング研究所)は、2023年11月1日(水)に結果発表・表彰式を行い、入賞作品の表彰を行いました。
コロナ禍を経てEC業界の活況に伴って物流が急増する一方、「2024年問題」として知られる物流業界をとりまく働き方改革に伴う輸送能力不足など、社会の根幹を支える物流業界では様々な課題を抱えています。
今回、2022年12月9日(金)から2023年8月31日(木)にかけて、ロジスティード株式会社(旧・株式会社日立物流)が開発した「SSCV-Safety」から取得した実在のトラックの位置情報や、トラックドライバーのバイタルデータ、さらにヒヤリハットに関するデータとその時の映像をチャレンジ参加者の皆様に公開し、それらを活用したアプリやwebサービス、調査レポート等の作品を募集しました。
最優秀賞の賞金200万円を獲得したのは、岩永二郎様、西村直樹様による「SSCVアシスト for Manager」でした。ChatGPTが得意とする「ニュアンスを考慮した文章作成能力」を活かして、管理者が気配りのあるフィードバックを短時間で作成できるようになることによって、ドライバーの交通安全の意識を高く保つことに資するアプリを開発していただきました。
この「SSCVアシスト for Manager」をはじめ、各入賞作品については、以下のwebサイトでご紹介しています。
大和ハウス工業 スマートロジスティクスオープンデータチャレンジ
https://daiwa-open-challenge.jp/award.html
トロンフォーラムでは、T-KernelやITRONの採用事例を募集中です。T-KernelやITRONを採用された事例をご紹介いただける場合は、入力フォームにご記入ください。T-KernelやITRONは、航空宇宙分野から産業機器、カーナビ、多機能プリンタ、電子楽器、デジタルカメラなど、さまざまな分野で多くの採用事例があります。
お送りいただいた採用事例は、トロンフォーラムのwebサイトやメールマガジンでご紹介させていただいたり、坂村会長の講演やTRONプロジェクトの技術情報誌「TRONWARE」などでご紹介させていただいたり、トロンフォーラムが主催または共催、協賛するイベント等でご紹介させていただく予定です。
是非、この機会に採用事例をご紹介ください。詳しくは以下のページにある入力フォームをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/tron-project/provide-the-use-case/