トロンフォーラム

2015/5/14(木)シンポジウム IoT時代のカメラの未来

2015/5/14(木)シンポジウム IoT時代のカメラの未来

トロンフォーラム会員の株式会社 リコー及び東京大学の主催で、以下の通り「IoT時代のカメラの未来」と題したシンポジウムが5月14日(木)に東京大学ダイワユビキタス学術研究館(東京・本郷)にて開催された。機器がネットワークにつながっていくIoTの時代に求められるカメラに関しての坂村会長の講演、ならびにRICOH THETA の開発責任者であるリコーの大谷氏と坂村会長によるパネルディスカッションが行われた。会場は多数の人が来場して熱気に包まれた様子であり、関心の高さを伺わせた。また、パネルディスカッションは会場からの質問もあり大変な盛り上がりを見せた。

「シンポジウム IoT時代のカメラの未来」開催概要

場所:東京大学 ダイワユビキタス学術研究館
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_14_04_j.html
日時:2015年5月14日(木) 13時30分〜16時00分(受付開始:13時より)
参加費:無料
主催:株式会社 リコー、東京大学大学院情報学環ユビキタス情報社会基盤研究センター
協賛:YRP ユビキタス・ネットワーキング研究所

概要

スマートフォンのカメラがコンパクトカメラに迫るようになった一方、カメラの世界では新しい概念の製品が登場してきています。例えば、全天球カメラ、利用シーンをスポーツに限定することで新たな撮影の需要を生み出すような製品や、ドローンと一体化することで従来ではできなかったアングルで自分撮りができる製品、撮影後にピント位置の変更ができる製品などが次々と生み出されています。
また、これからのIoT時代――ネットワークに様々な機器がつながり、それらが協調して現実世界の状況に合わせて最適制御される時代――のネットワークノードとして、カメラをはじめとする組込み機器は新たに注目されています。IoT時代には、個々のデバイスはその機能を閉じるのでなく、ネットワーク経由で他の機器と連携して機能するオープンなデバイスとなるでしょう。事実、先端の組込み機器ではネットワークAPIを公開しその内部機能を他のシステムから利用できるものが出始めていますし、RICOH THETAの全天球撮影のような特殊機能に特化し、撮影後の確認もスマートフォンなどの連携機器を前提とするカメラもそのさきがけとも言えます。
そして、今後生み出されるであろう【未来のカメラ】のアイデアは、インターネットの中での多くのイノベーションがそうであったように、企業の閉じた開発現場やカメラの専門家同士より、オープンな多種多様な意見交換の中から生まれる可能性が高いのではないでしょうか。その多様な意見交換の第一歩として、未来のカメラ――さらにはIoT時代の映像デバイスの役割に対する理解を深めていただくことを目的として「シンポジウム IoT時代のカメラの未来」を開催します。ぜひ、ふるってご参加ください。

スケジュール

第1部基調講演
13:30 – 14:30
「IoT時代のカメラの未来」
坂村 健(東京大学教授)
(休憩)
第2部パネルディスカッション
14:40 – 16:00
「RICOH の考える未来(仮)」
大谷 渉(リコー コーポレート統括本部新規事業・プラットフォーム開発センター所長)、
坂村 健(東京大学教授)

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