
トロンフォーラムが毎月お送りするメールマガジンの2025年4月号をお送りします。
坂村会長が編集長を務めるTRON&オープン技術情報マガジンのTRONWAREは、最新号となるVOL.212を4月15日(火)に発売します。
本号はトロンフォームが主催している「TRONプログラミングコンテスト2025」と、坂村会長が会長を務める公共交通オープンデータ協議会(ODPT)と国土交通省が主催となって実施した「公共交通オープンデータチャレンジ2024- powered by Project LINKS-」を2大特集としています。
それぞれのイベントが対象とする分野は大きく異なっていますが、いずれも「コンテスト」という点が共通しています。坂村会長はこの「コンテスト」という手法が、オープンアーキテクチャを進めるために非常に重要だと述べています。
「TRONプログラミングコンテスト」の場合は、μT-Kernel 3.0という最新のリアルタイムOSに関する理解だけでなく、このOSを搭載する最新のマイコンに関する知識も必要になります。また、「公共交通オープンデータ」に関するコンテストへの参加には、ODPTが提供するオープンデータの仕組みや使い方を理解していないとデータを使うこともできません。新しいことを勉強する際に「コンテスト」に参加することが、対象領域を詳しく知るためのモチベーションにつながります。
ますます混とんとする世界情勢をみてみても、自分の頭で考えて、自分の力で状況を切り拓いていくという力が求められています。本号の各コンテストに関する特集記事を通じて、是非、新しいことを生み出す力を参加者がどうやって発揮しているのかをご覧ください。
TRONWARE VOL.212の詳細は、以下をご参照ください。
■TRONWARE VOL.212
https://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/389.html
エントリー受付の締切は4月30日(水)まで。
トロンフォーラムでは2024年に続き、2025年も賞金総額500万円で「TRONプログラミングコンテスト」を実施しています。IEEEの国際標準規格に準拠した組込み用リアルタイムOS「μT-Kernel 3.0」を用いる今回のコンテストのテーマは、「TRON X AI AIの活用」です。AI技術を取り入れた革新的な作品の応募をお待ちしています。
本コンテストでは特別協力にSTマイクロエレクトロニクス株式会社とルネサス エレクトロニクス株式会社、協力にインフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社とパーソナルメディア株式会社等をお迎えし、IEEE Consumer Technology Society West Japan Joint Chapterの技術協賛のもとに実施します。
参加エントリー期間の締切は2025年4月30日(水)まで。開発する作品の概要を締切までにご応募いただいた方を対象に、開発ボードを提供する方を決定し、準備が整い次第お送りします。また、この参加エントリーの締切に間に合わなかった方も、コンテストで使うものと同型の開発ボードをご自身で調達して、プログラム応募期間の2025年5月30日(金)から2025年9月30日(火)までの間に開発した作品をお送りいただくことで、コンテストへの参加が可能です。プログラム応募期間中に計画書に基づくプログラムを応募された方には、提供したマイコンボードを差し上げます。
是非、この機会にコンテストへの参加をご検討ください。開発ボードを提供いただいた各社が実施したウェビナーの資料も掲載していますので、「TRONプログラミングコンテスト2025 -TRON X AI AIの活用-」特設サイトをどうぞご覧ください。
■TRONプログラミングコンテスト2025
https://www.tron.org/ja/programming_contest-2025/
トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディア株式会社では、T-Kernelを使った開発について、より詳しく学びたい方を対象に、有料の実習セミナーを実施しています。
4月17日(木)に実施する「T-Kernel導入実習セミナー」では、T-Kernelの基礎から、ソフトウェア部品の組合せ、メモリモデル、デバッグ手法などを説明したうえで、プロセスベースおよびT-Kernelベースのソフト開発からデバッグまでの流れをご体験いただきます。
なお、4月18日(金)に実施する「T-Kernelドライバ開発実習セミナー」は、満席につき受付を終了していますのでご注意ください。
本セミナーの詳細につきましては、以下の公式webサイトをご参照ください。
パーソナルメディア セミナー紹介ページ
http://www.t-engine4u.com/seminar/index.html
トロンフォーラムでは、T-KernelやITRONの採用事例を募集中です。T-KernelやITRONを採用された事例をご紹介いただける場合は、入力フォームにご記入ください。T-KernelやITRONは、航空宇宙分野から産業機器、カーナビ、多機能プリンタ、電子楽器、デジタルカメラなど、さまざまな分野で多くの採用事例があります。
お送りいただいた採用事例は、トロンフォーラムのwebサイトやメールマガジンでご紹介させていただいたり、坂村会長の講演やTRONプロジェクトの技術情報誌「TRONWARE」などでご紹介させていただいたり、トロンフォーラムが主催または共催、協賛するイベント等でご紹介させていただく予定です。
是非、この機会に採用事例をご紹介ください。詳しくは以下のページにある入力フォームをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/tron-project/provide-the-use-case/