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トロンフォーラムメールマガジン | TRONWARE VOL.190「ニューノーマル時代の組込みシステム」

トロンフォーラムメールマガジン |  TRONWARE VOL.190「ニューノーマル時代の組込みシステム」

トロンフォーラムが毎月お送りするメールマガジンの2021年8月号をお送りします。

TRONWARE VOL.190「ニューノーマル時代の組込みシステム」

TRON & IoT技術情報マガジンのTRONWAREは、最新号となるVOL.190を8月16日に発売いたします。本号の特集1は、「ニューノーマル時代の組込みシステム」です。

坂村会長は例年、ET Westで基調講演に登壇していました。しかしながら、今回のET & IoT West 2021は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に協力する観点から、大阪のリアル会場ではなく、東京からのリモートでの出演となりました。

特集1では「ニューノーマル時代の組込みシステム」と題して行われた坂村会長によるET & IoT West 2021の基調講演の内容を収録いたしました。講演では、新型コロナウイルス禍において大きなテーマとなっている「非接触」や「三密回避」について、組込みシステムやIoT技術がどのように役立てられているかを、ご紹介しています。

さらにこの講演では、坂村会長が学部長を務めるINIAD(東洋大学情報連携学部)が主催して7月から開講した文部科学省の社会人向けリカレント教育「enPiT-Pro」で行っている「Open IoT教育プログラム」の内容や、この教育プログラムの受講生に貸し出しをしている「IoT-Engine開発キット」、さらにキットで動作する組込み用リアルタイムOS「μT-Kernel 3.0」についてもご紹介しました。是非、ご覧ください。

また、特集2はINIAD特別講座「ニューノーマル時代の観光」です。新型コロナウイルスの感染状況を受けて、もっとも被害が大きい業界のひとつである観光業の現状について、一般社団法人メタ観光推進機構の牧野代表理事が行った講演内容をご紹介しています。

この他、公共交通オープンデータ協議会の総会の様子や、T-KernelやμITRONと汎用OSを統合する「RTS Hypervisor」の解説記事、さらに産業用PCで動作するRTOS「PMC T-Kernel 2/x86」に関する寄稿を収録しています。IoT関連の脆弱性情報をご紹介する「TIVAC Information」では、日本国内での報告がまだあまりされていない、WiFiネットワークに対する脆弱性「FragAttacks」をご紹介しています。

TRONWARE VOL.190の詳細は以下をご参照ください。
https://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/356.html

TRONプロジェクトの「今」がわかるウェブマガジン「TRONWAREオンライン」スタート

トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディアは、2021年7月20日、トロンフォーラムの坂村会長が編集長を務めるTRON & IoT技術情報マガジン『TRONWARE』(パーソナルメディア社刊)のウェブマガジン「TRONWAREオンライン」を公開したことを発表しました。書籍版の発売日(隔月刊・偶数月15日)にあわせ、最新号の主要記事の概要を無料で公開するほか、坂村会長による「プロジェクトリーダーから」と「編集後記」を全文掲載するとのことです。詳細は以下をご参照ください。

■TRONWAREオンライン
https://www.tronware.jp/

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「2021 TRON Symposium -TRONSHOW-」協賛・出展を受付中

今年も12月8日(水)から10日(金)の期間、東京ミッドタウン(東京・六本木)で2021 TRON Symposium -TRONSHOW- を開催します。つきましては、現在、TRONSHOW2021のご協賛・ご出展の申込を受付中です。申込締切は、9月10日(金)ですので、ご協賛・出展をご検討中の方は、どうぞお早めにお申込みいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。本件の詳細ならびにお申込みにつきましては、下記の公式ホームページをご確認ください。

https://www.tronshow.org/

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μT-Kernel 3.0の新バージョン(v3.00.05)をGitHubから間もなくリリース

トロンフォーラムは2021年8月下旬に、μT-Kernel 3.0の新バージョン(v3.00.05)をGitHubでプレリリースする予定です。

μT-Kernel v3.00.05は以下の点が変更される予定です。

  • ARM Cortex-Aへの対応
  • その他、ソースコードの改善など

GitHubの以下のURLからソースコードおよびドキュメント一式が入手可能となります。
https://github.com/tron-forum/mtkernel_3/releases

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9月16日及び17日にパーソナルメディアがT-Kernelセミナーを開催

トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディアでは、T-Kernelを使った開発について、より詳しく学びたい方を対象に、有料の実習セミナーを実施しています。

9月16日(木)に実施する「T-Kernel導入実習セミナー」では、T-Kernelの基礎から、ソフトウェア部品の組合せ、メモリモデル、デバッグ手法などを説明したうえで、プロセスベースおよびT-Kernelベースのソフト開発からデバッグまでの流れをご体験いただきます。

また9月17日(金)に実施する「T-Kernelドライバ開発実習セミナー」では、T-Kernelのデバイスドライバの開発を担当されるT-Kernel経験者を対象に、ドライバの内部構造およびインタフェースなどを説明します。また実習を通じて、ドライバの開発の流れを一通りご体験いただきます。各セミナーの詳細につきましては、以下の公式webサイトをご参照ください。

パーソナルメディア セミナー紹介ページ
http://www.t-engine4u.com/seminar/index.html

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9月28日-30日にルネサス エレクトロニクスがμITRONを用いたリアルタイムOS入門コースを開催

トロンフォーラム幹事会員のルネサス エレクトロニクスでは、マイコン応用システムにリアルタイムOSを導入するための基礎知識が習得できる「リアルタイムOS入門コース」を開催しています。μITRON4.0仕様に準拠したOSをRX62Nトレーニングボードで動作させる実習形式の3日間コースのセミナーで、イベントの通知や時間要件にあわせた並行処理を実現するマルチタスクプログラミング技術についてわかりやすく解説します。

リアルタイムOSをご利用される方、導入をご検討されている方が対象で、受講にあたってマイコンの基礎知識とC言語の基礎知識が必要です。

同社では現在、セミナーの受講申し込みを受付中です。費用はお一人様49,500円(税込)です。本セミナーの詳細及び受講のお申し込みは以下の公式webサイトをご参照ください。

ルネサス半導体セミナー リアルタイムOS入門コース
・2021年 09月28日(火)~ 09月30日(木) 9:30~17:00 豊洲会場(豊洲フォレシア)
https://www.renesas.com/jp/ja/support/training/seminar/
individual/basic-technology-seminar/rtos-intro-course

「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」作品の応募締切は10月15日

公共交通オープンデータ協議会(会長 : 坂村 健 INIAD 東洋大学情報連携学部 学部長)では、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、現在開催中の「第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ」について、実施期間を2022年1月31日まで延長して開催中です。そして、すでに作品を開発された方の作品応募締切は、いよいよ2021年10月15日までと迫ってまいりました。

公共交通オープンデータ協議会は、世界一複雑とも言われる「東京」の公共交通を、訪日外国人の方、障碍を持つ方、高齢者の方を含む、誰もがスムーズに乗りこなせるようにすることを目指し、公共交通データのオープン化を進めてきました。

第4回チャレンジでは、東京におけるスムーズな移動と快適な滞在を実現するアプリケーションを、広く募集しています。首都圏の主な鉄道、バス、航空に関する時刻表や運行情報、ロケーション情報を提供中です。

こうした交通系のデータだけでなくKDDIから提供いただいた「位置情報統計データ」、ドコモ・インサイトマーケティングから提供いただいた「モバイル空間統計データ」、Agoopから提供いただいた「メッシュ型流動人口データ」、「ポイント型流動人口データ」、さらにドコモ・バイクシェアから提供いただいた「バイクシェアサービスのポートデータ」といった各種データも提供中です。現在、公共交通オープンデータ協議会にご入会いただいたフェリー事業者各社のご協力により、フェリー関連のデータも複数リリースされています。

第4回チャレンジは賞金総額が300万円となり、これまでのチャレンジの賞金に比べて増額されただけでなく、規約に従ってご利用いただくことで、営利目的でのデータ利用も可能となりました。この機会に是非、本チャレンジへの参加をご検討ください。

なお、東京公共交通オープンデータチャレンジで提供されるデータの配信技術には、uIDアーキテクチャが採用されています。第4回チャレンジの詳細は、以下のページをご参照ください。

第4回東京公共交通オープンデータチャレンジ
https://tokyochallenge.odpt.org/

odc

T-Kernel/ITRONの採用事例募集中

トロンフォーラムでは、T-KernelやITRONの採用事例を募集中です。T-KernelやITRONを採用された事例をご紹介いただける場合は、入力フォームにご記入ください。T-KernelやITRONは、航空宇宙分野から産業機器、カーナビ、多機能プリンタ、電子楽器、デジタルカメラなど、さまざまな分野で多くの採用事例があります。

お送りいただいた採用事例は、トロンフォーラムのwebサイトやメールマガジンでご紹介させていただいたり、坂村会長の講演やTRONプロジェクトの技術情報誌「TRONWARE」などでご紹介させていただいたり、トロンフォーラムが主催または共催、協賛するイベント等でご紹介させていただく予定です。

是非、この機会に採用事例をご紹介ください。詳しくは以下のページにある入力フォームをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/tron-project/provide-the-use-case/

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