
トロンフォーラムが毎月お送りするメールマガジンの2025年8月号をお送りします。
坂村会長が編集長を務めるTRON&オープン技術情報マガジンのTRONWAREは、最新号となるVOL.214を8月16日(土)に発売します。
坂村会長が機構長を務めるINIAD cHUB(東洋大学情報連携学 学術実業連携機構)とUR都市機構は、2030年の住まいを創造する未来住宅プロジェクト「Open Smart UR」を共同で進めています。この研究開発プロジェクトでは、あらゆるものがコンピュータでつながって協調動作し、生活をサポートするAI・IoT融合住宅の実現に必要となる、照明、空調、電子鍵といった多種多様な機器を特定のメーカーに縛られることなく連携させる際に不可欠な「オープンな規格」を用意します。
そしてこの「オープンな規格」を満たしていることを証明する「技術認証」の仕組みまで用意して、異なるメーカーのものでも規格に適合していると認証されれば問題なく動作する、という環境を保証しようとしています。
こうしたことの実現には技術だけでなく制度面の調整も必要になります。そのため2025年から5年先を見据えて2030年を目標として設定しています。これから5年のうちにAIの進歩による技術規格のすり合わせの円滑化や、収集したデータの活用に際して必要になるセキュリティやプライバシー保護といったことのルール整備もあわせて行っていきます。
本号ではこうした「Open Smart UR」に関する取り組みについて、坂村会長が詳しく紹介しています。
また、現在実施している「TRONプログラミングコンテスト」でのソフトウェアプラットフォームとして使用されているμT-Kernel 3.0 BSP2について、INIAD(東洋大学情報連携学部)/トロンフォーラム T3WGメンバで、トロンフォーラムが主催しているμT-Kernel 3.0を用いた実習セミナーの講師としておなじみの豊山祐一氏による、サンプルプログラムの解説記事も掲載しています。
TRONWARE VOL.214の詳細は、以下をご参照ください。
■TRONWARE VOL.214
https://www.personal-media.co.jp/book/tw/tw_index/391.html
「TRON × AI 2」をテーマに12月10日(水)から12日(金)に渋谷パルコDGビル 18Fカンファレンスホール「Dragon Gate」で開催
12月10日(水)から12日(金)の期間、渋谷パルコDGビル 18Fカンファレンスホール「Dragon Gate」で「2025 TRON Symposium -TRONSHOW-」を開催いたします。
TRONプロジェクトは1984年から開始し、今年で41年目を迎えました。この長い歴史を支えてくださった多くの企業・団体の皆様には、心より感謝申し上げます。
今年のテーマも昨年から続けて「TRON × AI 2」です。急速に進化を遂げているAI技術とTRONとの連携がIoT、エッジコンピューティング、DXといった領域にもたらすイノベーションを多角的に探ります。
現在、この「2025 TRON Symposium -TRONSHOW-」への出展申込みを受付中です。申込締切は9月5日(金)ですので、お早めにお申込みください。詳細は、下記公式ホームページをご確認ください。
https://www.tronshow.org/2025-tron-symposium/ja/02.html
プログラムの応募は9月30日(火)まで
トロンフォーラムでは2024年に続き、2025年も賞金総額500万円で「TRONプログラミングコンテスト」を実施しています。IEEEの国際標準規格に準拠した組込み用リアルタイムOS「μT-Kernel 3.0」を用いる今回のコンテストのテーマは、「TRON X AI AIの活用」です。AI技術を取り入れた革新的な作品の応募をお待ちしています。
本コンテストでは特別協力にSTマイクロエレクトロニクス株式会社とルネサス エレクトロニクス株式会社、協力にインフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社とパーソナルメディア株式会社等をお迎えし、IEEE Consumer Technology Society West Japan Joint Chapterの技術協賛のもとに実施しています。
ただいまプログラムの応募を2025年9月30日(火)まで受付中です。是非、この機会にコンテストへの参加をご検討ください。なお、開発ボードを提供いただいた各社が実施したウェビナーの資料も掲載しています。「TRONプログラミングコンテスト2025 -TRON X AI AIの活用-」特設サイトをどうぞご覧ください。
■TRONプログラミングコンテスト2025
https://www.tron.org/ja/programming_contest-2025/
10月16日(木)、17日(金)にパーソナルメディアがセミナーを実施。T-Kernelを利用した組込みソフトウェア開発の基礎を学べる。
トロンフォーラム幹事会員のパーソナルメディア株式会社では、T-Kernelを使った開発について、より詳しく学びたい方を対象に、有料の実習セミナーを実施しています。
10月16日(木)に実施する「T-Kernel導入実習セミナー」では、T-Kernelの基礎から、ソフトウェア部品の組合せ、メモリモデル、デバッグ手法などを説明したうえで、プロセスベースおよびT-Kernelベースのソフト開発からデバッグまでの流れをご体験いただきます。
また、10月17日(金)に実施する「T-Kernelドライバ開発実習セミナー」では、T-Kernelのデバイスドライバの開発を担当されるT-Kernel経験者を対象に、ドライバの内部構造およびインタフェースなどを説明します。実習を通じて、ドライバの開発の流れを一通りご体験いただきます。各セミナーの詳細につきましては、以下の公式webサイトをご参照ください。
パーソナルメディア セミナー紹介ページ
http://www.t-engine4u.com/seminar/index.html
坂村会長が会長を務める公共交通オープンデータ協議会では、7月1日より国土交通省 情報政策本部 情報政策課及び国土交通省 総合政策局 モビリティサービス推進課ともに、多数の公共交通関連のデータや国土交通省のオープンデータを一般の開発者に公開し、それらを活用したアプリケーションを開発、応募していただく賞金総額300万円のアプリケーションコンテスト「公共交通オープンデータチャレンジ2025 ~ powered by Project LINKS~」を開催しています。
オープンデータによるイノベーションの創出、「交通空白」の解消に向けたアイデアを広く募集します。多くの方々によるご参加をお待ちいたします。
本コンテストの開催概要及び詳細につきましては、以下の公式webサイトをご参照ください。
■公共交通オープンデータチャレンジ2025 ~ powered by Project LINKS~
https://challenge2025.odpt.org/
トロンフォーラムでは、T-KernelやITRONの採用事例を募集中です。T-KernelやITRONを採用された事例をご紹介いただける場合は、入力フォームにご記入ください。T-KernelやITRONは、航空宇宙分野から産業機器、カーナビ、多機能プリンタ、電子楽器、デジタルカメラなど、さまざまな分野で多くの採用事例があります。
お送りいただいた採用事例は、トロンフォーラムのwebサイトやメールマガジンでご紹介させていただいたり、坂村会長の講演やTRONプロジェクトの技術情報誌「TRONWARE」などでご紹介させていただいたり、トロンフォーラムが主催または共催、協賛するイベント等でご紹介させていただく予定です。
是非、この機会に採用事例をご紹介ください。詳しくは以下のページにある入力フォームをご参照ください。
https://www.tron.org/ja/tron-project/provide-the-use-case/