本記事では、リアルタイムOSの基本と、リアルタイムOSを使用したプログラミングについて説明します。リアルタイムOSには、国際標準規格IEEE2050-2018に準拠したμT-Kernel 3.0を使用します。
1. リアルタイムOSとμT-Kernel
リアルタイムOSとμT-Kernelの基本的な説明を行います。
1-1. 組込みシステムとリアルタイムOS
1-2. TRONプロジェクトとμT-Kernel
1-3. IoTエッジノードの国際標準OSとμT-Kernel 3.0
2. μT-Kernel 3.0の機能
μT-Kernel 3.0の主な機能の説明を行います。
2-1. μT-Kernel 3.0の基本
2-2. タスクの基本
2-3. タスクの基本的な同期
2-4. イベントフラグ
2-5. セマフォとミューテックス
2-6. メッセージバッファとメールボックス
2-7. アラームハンドラと周期ハンドラ
2-8. 割込みハンドラ
3. μT-Kernel 3.0プログラミング
μT-Kernel 3.0のプログラミングをプログラム例を示しながら説明します。
3-1. タスクの生成・実行のプログラム
3-2. マルチタスクのプログラム
3-3. イベントフラグのプログラム
本記事は以下の書籍「基礎から学ぶ組込みμT-Kernelプログラミング」から一部を抜粋し、本記事用に編集したものです。
書籍ではμT-Kernelのより詳しい説明や市販のマイコンボードを使用したプログラミングの実例、デバイスドライバの使い方、さらにOSのカスタマイズやポーティングまで解説しています。あわせてご参照ください。
基礎から学ぶ組込みμT-Kernelプログラミング
リアルタイムOSの初歩から実践テクニックまで
坂村 健 監修
豊山 祐一 著
定価 3,080円(本体 2,800円+税)
ISBN 978-4-89362-373-7
B5変型判 並製 308 頁
2021年12月15日 発売