# ビルドと実行
1つ以上のアプリケーションデモや、ドライバを使用したい場合のビルドとデバッグ手法については、MCUXpresso SDK guideをご参照ください。ドキュメントでは、SDKでサポートされるツールチェーンについて、プロジェクト作成方法、ビルド、デバッグ手法を手順を追って記載しています。

## MCUXpresso IDEを用いたビルドとFlash書き込み
以下の手順では、MCUXpresso IDEを用いて、Cortex-M33コア上でhello_worldデモアプリケーションを実行する方法を説明しています。MCX Nシリーズに対するMCUXpresso IDEとSDKのインストール方法については、[2. ソフトウェアの入手](./get_software.md)を参照ください。

1. Find the Quickstart Panel in the lower left-hand corner  
![alt text](image/quickstartpanel.png)
　　
1. Import SDK example(s)をクリック  
![alt text](image/import_sdk.png)
　　
1. FRDM-MCN974評価ボード上で実行可能なサンプルを選択する為に、赤枠のボードを選択後、Nextをクリックします。  
![alt text](image/select_evk.png)
　　
1. demo_appsの矢印ボタンをクリックして階層を展開します。hello_worldのチェックボックスにチェックを入れます。標準出力をUART経由でコンソールへ出力するため、Project OptionsのSDK Debug ConsoleのUARTを選択します。最後に、Finishをクリックします。  
![alt text](image/selecthelloworld.png)
　　
1. プロジェクトを選択後に、ウィンドウ上部にある「ビルドアイコン」をクリックするか、Quickstart Panel内の「build」をクリックして、プロジェクトのビルドを実行します。   
![alt text](image/runBuild.png)
　　
1. エラーやワーニングなく、プロジェクトがビルドされたことを確認してください。
![alt text](image/buildConsole.png)
　　
1. パソコンと<span style="color:tomato">J17</span>のMCU-LINKポートをUSB Type-Cケーブルで接続します。
![alt text](image/connectMCU-Link.png)
　　
1. ウィンドウ上部の「デバッグ」アイコンをクリックするか、Quickstart Panel内の"Debug"をクリックして、ソフトウェアをダウンロードします。  
![alt text](image/runDebug.png)
　　
1. MCU-Link CMSIS-DAPデバッグプローブを選択
![alt text](image/selectDAP.png)
　　
1. 標準出力を確認するために、「Terminal」を選択後、「new terminal」をクリックしてターミナルを開きます。  
![alt text](image/terminalWindow.png)
　　
1. プルダウンメニュから「Serial Terminal」を選び、ボーレートを115200、8-bit、パリティなし、１ストップビットに設定します。  
![alt text](image/setBaudrate.png)
　　
1. ウインドウ上部の「run」アイコンをクリックし、プログラムを実行すると、ターミナルに「Hello World」が表示されます。  
![alt text](image/runProgram.png)


## 他の設計環境でビルドとダウンロードを実行
MCUXpresso for Visual Studio Code (VS Code)は、ソースコードの編集と開発で最適化された設計環境となります。VS Codeを用いたビルドとダウンロードについては、[Getting Started with MCUXpresso for Visual Studio Code](https://www.nxp.jp/design/training/getting-started-with-mcuxpresso-for-visual-studio-code:TIP-GETTING-STARTED-WITH-MCUXPRESSO-FOR-VS-CODE)をご参照ください。