T-Kernelでは、例外処理のための機能として、タスク例外処理の機能を規定する。なおCPU例外については、割込みとして扱うこととする。
タスク例外処理機能は、タスクを指定してタスク例外処理を要求するシステムコールを呼び出すことで、指定したタスクに実行中の処理を中断させ、タスク例外ハンドラを実行させるための機能である。タスク例外ハンドラの実行は、タスクと同じコンテキストで行われる。タスク例外ハンドラからリターンすると、中断された処理の実行が継続される。
タスク毎に一つのタスク例外ハンドラを、アプリケーションで登録することができる。
詳細は「タスク例外処理機能項T-Kernel/OSの機能章」を参照のこと。