TRONSHOW2005
 
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TRONSHOW2005開催報告
T-Engineショーケース

T-Dist
T-Distは、T-Engine上のソフトウェア流通を強力にサポートするプラットフォームです。
このプラットフォームでは、ミドルウェアをあらかじめ暗号化して配布し、ミドルウェアを実行する際にローダに埋め込まれたライセンス制御処理によってライセンスが確認された場合のみソフトウェアが復号され実行されます。また、ライセンスの確認を行う際には、eTRONと呼ばれるセキュリティの高い安全なICチップを利用するため、不正利用を防ぐとともにソフトウェアのライセンス管理や課金処理を安全に行なうことが可能となっています。
また、流通ターゲットとして開発者向けミドルウェアだけでなく、エンドユーザ向けのゲームや音楽、映像データなどのアプリケーションやコンテンツの流通にも対応可能なプラットフォームであり、その将来展望について併せて紹介します。

高速ハンドオーバ技術
いつでもどこでもサービスが受けられるユビキタスコンピューティング環境では、移動の自由が得やすい無線通信がユーザ端末の通信手段として望ましい。しかし高速な無線通信、たとえば無線LANや携帯電話は通信が行えるエリア(セル)の集合からなっており、セル間をユーザ端末が移動すると引継ぎ(ハンドオーバ)処理のために通信ができない時間が生じます。このため、動画を見ていた場合、画面が途切れてしまいます。
この引継ぎ処理時間で大きいのは下位層である無線通信の処理時間ではなく、通信の連続性を保証する為のより上位の通信プロトコル(例えばモバイルIP)によるものです。無線LANの基地局間でハンドオーバした場合、無線LAN間の引継ぎは1秒以下で終わるが、モバイルIPの引継ぎ処理は3秒程度必要です。
このためIETF等でモバイルIP利用時のハンドオーバの高速化の検討が進められてきましたが、移動先が予め推定できる場合に限られており、また専用のルータ装置のみでネットワークが構成されていることを仮定しているため、利用できる場合が限られてしまいます。
そこでUNLでは、移動先が分からなくても、また通常のルータ装置が混在している場合でも高速なモバイルIPのハンドオーバが行える方式を開発しました。この方式では、移動先で、通常のハンドオーバが完了する前に移動前のルータに一時的に接続してそのルータ経由で通信を継続し、モバイルIPハンドオーバに起因する引継ぎ処理時間をほぼゼロに短縮しています。また、ルータが本方式を対応していない場合もユーザ端末やモバイルIPのホームエージェントが状況に応じてその機能を代替するため、既存のルータが混在するネットワークでも利用できるという利点があります。


HA:ホームエージェント  MN:ユーザ端末
PARp:移動元ルータ(本方式に対応)
NARp:移動先ルータ(本方式に対応)

図1:高速ハンドオーバ方式のメカニズム(対応ルータ間の移動の場合)

UC-Phone
UC-Phoneを使ったシステム実装の1例をショーケースで実演しています。テーマは、UC-Phone+ucodeタグでメンテナンス要員の負荷軽減です。また、サーバとの連携で管理者側が要員の作業状況を把握できるシステムとなっています。

シーン
・客先を訪問する作業員がUC-Phoneを所持
・メンテナンス対象の機器、構成品にucodeタグ

シナリオ
UC-Phoneを持った作業員が客先を訪問。メンテナンス予定の機器に貼付してあるタグをUC-Phoneでスキャンする。画面より、サーバから取得した修理履歴などを参照できる。機器の状態により、問題の有無や対処をサーバに送信する。

構成
(作業員)UC-Phone(タグID読み取り)
(管理者)PHSカード、管理端末(PC)



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