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TRONSHOW2005にようこそ
小さなRFIDタグをあらゆる場所につけて状況認識(Context Awareness)を自動化するユビキタス・コンピューティングが世界的に注目されるようになりました。
我々はユビキタス・コンピューティング環境を実現するためのインフラストラクチャ構築を推進するための組織として、2002年にT-Engineフォーラムを設立しました。そして、ユビキタス・コンピューティングのための組込み用OSであるT-kernelを公開し、またモノを識別するための技術基盤として番号管理を含む運営のためのユビキタスIDセンターを作りました。さらにそれらを基礎として、応用面からのフィードバックのために各種の実証実験を活発に行っております。
これらの活動に対して多くの企業、団体の賛同が得られた結果、現在では500近い会員に参加いただくまでにいたっています。
最近では、アジア地区が組込みシステム開発力を世界に供給する重要なエリアであることを鑑み、各地の関連企業、大学、団体と連携して、積極的にそれぞれの国にT-Engine開発センターやユビキタスIDセンターを設立し、T-Engineの教育、普及を進めています。
今回のTRONSHOW2005では、アジアパビリオンを作り、中国、韓国、シンガポールなどでのこれらの活動状況を紹介しています。
ユビキタス・コンピューティングの応用にたいしては、物流、在庫管理、食品トレーサビリティ、薬品、投薬管理などさまざまな分野で注目があつまっています。
我々は、去年から今年にかけて、よこすか葉山農協、京急ストアで実施した食品トレーサビリティ実証実験をはじめ、日本郵船大井物流センターにおけるICタグの実証実験、東京大学、富士ゼロックスと実施している事務機器、消耗品の物流管理業務実証実験、「津和野ユビキタス観光ガイド」実証実験、「神戸・自律的移動支援プロジェクト」プレ実証実験などICタグ、ユビキタスID技術を利用した実証実験をいくつも実施し、着実に実績を積んでいます。また、来年にはこれらの実験のさらなる発展的実験に加え、新しい実験プロジェクトも多く予定されております。
TRONSHOW2005では、「だれでもできるユビキタス」として、これらの実例をご紹介するとともに、実証実験をユビキタスIDセンターがサポートするEAP (Experimental Activity Procedure)制度をご紹介し、会場では具体的なご相談もできるコーナーを用意し、さらに多くの方が有効にユビキタス・コンピューティング環境を活用していただけるように、実証機会を広めたいと考えております。
また、例年同様コンピュータによるハンディキャップサポートを考えるTRONイネーブルウェアシンポジウム「TEPS2005」も「自立的移動支援」のテーマで併せて開催いたします。
最後に、開催にあたり、日頃よりトロンプロジェクト、T-Engineプロジェクトを支えてくださり、今回特別協賛をしてくださったアプリックス、NECエレクトロニクス、NECソフト、NTTデータ、サトー、大日本印刷、東芝 セミコンダクター社、凸版印刷、日本オラクル、日本ユニシス、パスコ、パーソナルメディア、富士通、マイクロソフト、矢崎総業、横須賀テレコムリサーチパーク、ルネサス テクノロジ各社に感謝するとともに、出展各社の皆様にも厚くお礼申し上げます。
トロンプロジェクトシンポジウム実行委員会委員長
坂村 健
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