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WHAT'S NEW−ARCHIVE 2005年12月分

第22回トロンプロジェクトシンポジウムTRONSHOW2006開催報告

トロン協会とT-Engineフォーラムは、去る12月14日から16日まで東京国際フォーラムにおいて第22回トロンプロジェクトシンポジウムを開催しました。12月14日のオープニングセッションでは、坂村健プロジェクトリーダが基調講演を行い、ユビキタス・コンピューティングの研究開発を推進する目的は、環境・社会の最適制御を行い、社会プロセスの効率化と多様性の両立を実現することにあり、安全・安心のための技術基盤を構築し軍事目的とは別の国家安全保障を実現することであると事例を交え説明しました。
14日から16日までのTRONSHOW2006では、参加45社がトロン仕様、T-Engine、ユビキタスID技術を応用した最新の開発成果を展示しました。指静脈認証システムやカーナビゲーションシステムなどのアプリケーションへのT-Engine/T-Kernelの採用事例が多数紹介され、T-Engine/T-Kernelの本格的な普及が進んでいることをうかがわせました。主催者展示「ユビキタス・ショウケース」では医薬品安全システム、物流システム、pT-Engine/nT-Engineによるセンサーネットワークなどの体験型の展示を行いました。
少人数による対話型のセミナー「カフェ座学」はオープンカフェを模したコーナーで「T-Engineでプログラムを作ってみよう」「はじめてのT-Kernel/StandardExtension」など7つのテーマで行われました。講師と1人から3人の聴衆が小さなテーブルを囲み、マシンによる説明などを交えながら講義を行いました。家庭教師に勉強を教わるような感覚で納得の行くまで質問でき、トロン技術の導入を検討しているエンジニアに好評でした。
トロン協会では会員各社によるトロン仕様関連製品の紹介と各グループの活動紹介を展示と発表により行いました。
これらに先立ち12月10日にはTRONイネーブルウェアシンポジウムTEPS2006を「ユビキタス社会基盤のユニバーサルデザイン」というテーマで開催し、ユニバーサルデザインに基づいて実現されるユビキタス社会基盤に関して、技術面、利用面、制度面など、さまざまな観点から議論を行いました。
会期中、竹中平蔵総務大臣をはじめ多くの政府の要人が視察に訪れました。来場者数は一般10,923人、政府関係・各省庁・海外からの視察者1,340にのぼり、盛会裡にシンポジウムが開催されました。

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ITRON仕様検討グループのワーキンググループ、アドホック活動について

現在ITRON仕様検討グループでは下記のワーキンググループ、アドホック活動を行っています。

1. ITRON仕様書メンテナンスワーキンググループ
μITRON4.0仕様書を実装者にわかりやすくするためのメンテナンスを行います。そのために、まず各社のμITRON4.0仕様製品が実装依存・実装定義・未定義の各部分にどう対処し実装してあるのか実態調査を行う予定です。

2. T-Kernel/SE適応化ワーキンググループ
T-Kernel Standard Extensionの小規模プロセッサへの適応化などを行います。それに向けて現在T-Kernel Standard Extensionの調査研究を行っています。

3. ITRON TCP/IP API 仕様メンテナンスアドホック
IPv6、T-Kernelへの対応を考慮したITRON TCP/IP API仕様の見直しを行っています。

ITRONマーク


セミナー開催報告:第2回『組込み型リアルタイムOS実技コース』

トロン協会主催 第2回『組込み型リアルタイムOS実技コース』を11月24日、25日の2日間にわたり開催致しました。 今回はパソコンのシミュレーター上でμITRON 4.0を使用し、その主要機能を使って組込みシステムのリアルタイム制御プログラムを作成するという実習内容でした。
タスクの起動方法や基本的なサービスコールについての解説の後、チャタリング除去や水門の開閉制御など、現実に使用されているプログラムをモデルとして受講者がプログラムを完成するという演習課題を行ってもらいました。
受講者からは「2日間という短期間で、ITRONの基礎を理解できて良かった。」という感想が寄せられました。

セミナー風景


液晶表示用の低容量アウトラインフォント&ラスタライザ「HiFont」

リョービイマジクス(株)は、台湾の文鼎科技開發(株)が固有の技術で開発した液晶表示装置用の低容量アウトラインフォント「HiFont(TM)」を日本国内で販売しています。
HiFontは、低容量アウトラインフォントとラスタライザをセットにしたもので、JIS X 0208の1書体(6,879文字)のデータ容量が約600KBと非常にコンパクトです。携帯電話、PDA、電子ブック、電子辞書、セットトップボックス、デジタルテレビ、カーナビゲーションシステムなどに組込んで、2値またはグレースケールで文字を表示することができます。また、文字サイズの拡大・縮小だけでなく、斜体、回転、立体、影付きなどの文字修飾もできます。

http://www.ryobi-group.co.jp/imagix/font

製品写真


「神奈川科学技術アカデミー 教育講座」開催報告

11月8日〜10日の3日間、かながわサエンスパーク(川崎市)において平成17年度神奈川科学技術アカデミー教育講座(主催:(財)神奈川科学技術アカデミー/当協会共催)が下記の内容にて開催されました。第1日目は、ユビキタスコンピューティングの最新動向や、リアルタイムOSの概要やT-Kernelの機能の解説などが座学形式にて行われ、2日目・3日目には、T-Engineを用いた実技形式にてプログラミング実習が行われました。今回は、丸2日間が実習に充てられたこともあり、活発な質疑等が交わされ、受講者の方々からは、今後の実務に役に立つ実践的な内容との感想をいただきました。

11月8日:「リアルタイムOSとT-Kernelの概要」
1.RTOS概要とT-Kernelの基本機能について
2.T-KernelとμITRONの相違について
3.ユビキタスコンピューティングの最新動向

11月9日・10日:「T-kernelを使ったリアルタイムプログラミング実習」
1.開発環境の概要[使用方法]
2.タスクのスケジューリング規則、タスク管理とタスク付属同期
3.タスク間通信機構(イベントフラグ)
4.プログラム実習

セミナー写真


セミナー開催報告:『ITRONとT-Kernel』のチュートリアルセッション

11月15日、パシフィコ横浜で開催されたET2005組込み総合技術展において、『リアルタイムOS:ITRON仕様OSとT-Kernelの最新状況』と題して技術セミナーを開催しました。今回は、T-Kernel/T-EngineとITRONの最新状況、T-Kernelの詳細、小型システムにおけるT-Kernelの活用方法についての解説を中心としたチュートリアルでした。今回も参加者の半数以上が実際に組込みシステムの開発に携わっている技術者であり、他のOSとのリアルタイム性能の違いなど、実践面で困っている事項に関する質問もあり、実践的なQ&Aでした。

セミナー写真


eTRON仕様の高速セキュリティモジュール『SECURETRON32-B』

大日本印刷(株)の『SECURETRON32-B』は、eTRONの仕様に準拠した高速セキュリティICカードモジュールです。耐タンパー性の高い32bitCPUチップを用いて高速処理、高速通信を実現しており、さらに、モジュール内での声紋認証、指紋認証の2つの生体認証が可能なマルチモーダルバイオメトリクス機能も実現しています。機器同士の相互認証を行い不正な制御を排除したり、有料コンテンツ利用時のセキュリティを担うほか、異なるeTRON間で、電子マネーや電子チケットなどの価値データを安全・確実に移動させる機能を担っており、ユビキタスコミュニケータや情報家電などのセキュリティモジュールとして活用していただけます。

http://www.dnp.co.jp/jis/news/2005/050909.html

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