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WHAT'S NEW−ARCHIVE 2003年2月分

トロン先進研究グループの活動状況

本年度トロン先進研究グループでは、T-Engineに関する技術解説やプロジェクトの進捗状況の紹介、ユビキタスネットワーク社会のキーパーツであるセキュアなデータキャリアチップシステム "eTRON" に関する最新技術情報の紹介、バーコードに変わる新しい技術として注目されている無線通信識別技術「RFID」関連の最新技術情報の紹介、非接触ICカードの一例としての「FeliCa」に関する技術方式や技術ロードマップ、各分野への適用事例の紹介など、幅広い分野での先進技術に関する動向調査を行いました。今後も、引き続き坂村プロジェクトリーダから最先端の技術をご紹介いただくとともに、当グループ各社メンバなどの方々からも随時発表していただき、議論を深めて行く予定です。近々、次年度グループメンバの参加募集を行いますので、ご興味のある方は多数ご参加くださいますようお願いいたします。

etronアーキテクチャ図

パーソナルメディアのPCファイル暗号化セキュリティツール「ファイルロッカー」

パーソナルメディア株式会社は、eTRONカードを利用してPCのファイルを暗号化するセキュリティツール「ファイルロッカー」を新発売しました。ドラッグ&ドロップの操作だけで、簡単にファイルまたはフォルダ単位での暗号化/復号化ができます。グループ機能を利用することで、部門別・役職別・プロジェクト別など、さまざまなレベルでアクセス権の設定ができます。またメールの送信者と受信者に、あらかじめ同じアクセス権のカードを配布すれば、重要なデータを安全に送受信できます。対応OSはWindows98SE/Me/2000/XPで、USBポート付きのDOS/Vパソコンで動作します。価格は1セット98,000円(税別)で、取り扱いが容易な非接触型リーダ/ライタ1台とeTRONカード7枚などが付属します。

ファイルロッカーのホームページ
ファイルロッカー写真

グレープシステムのμITRON仕様OS「ThreadX-μITRON」

ThreadX-μITRONは株式会社グレープシステムが独自に開発したμITRON仕様準拠のリアルタイムOSでトロン協会登録製品です。製品の最大の特長はコンパクトなサイズ(μITRON機能のみで最小約5KB)と業界最高速のレスポンスです。ThreadX-μITRONのAPIは、名称が実際の用語からできているため初めての方でも理解しやすく、すぐにお使いいただけます。また、C言語によるソースと若干のアセンブラソースから構成されているので、簡単に動作解析することができます。ThreadX-μITRONは豊富なプロセッサに対応し、親和性の高いミドルウェアもご提供しております。グレープシステムではご要望に応じたポーティングも承ります。製品の日本語マニュアルと迅速なサポート体制を完備しております。

詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.grape.co.jp/el/threadxitron.html

ThreadX-μITRON写真

リアルタイムシステム技術セミナの計画

教育・普及グループではリアルタイムシステムの技術セミナ開催に向けて検討を行っておりますが、2003年度から次の考え方で技術セミナを開催する予定です。

  • 新人技術者を主な対象としてITRONおよびT-Kernelに共通するリアルタイム・マルチタスクシステムの概念と基礎知識を付与する   −入門編−
  • ITRONやT-Kernelの開発プラットホームを教材として使用し、より具体的・実践的にリアルタイム組込みシステムの開発技術を教える  −応用編−
  • トロン協会の会員各社が開催する技術セミナとの連携をはかる
  • 公的機関や関係機関と協力し、広く全国的に開催する

以上の方針で推進致します。 関係機関・各社のご協力、ご支援をお願い致します。

ITRONマーク、T-Engineマーク


東京大学において、多漢字アーキテクチャを構築するプロジェクトを開始

東京大学では、「トロンによる多漢字利用システムの構築」という題目の研究プロジェクトを、平成14年度〜17年度の4年計画でスタートさせた。本研究の目的は、多漢字処理を進めるためのプラットフォームシステムを、トロンアーキテクチャを用いて確立することである。この研究成果の利用が想定される分野としては、学術分野で言えば東洋文化研究、また社会的分野で言えば電子政府や住民基本台帳システムのような多くの漢字を利用するアプリケーション、また出版、印刷、文芸などがあげられる。本研究は、主に、東京大学坂村研究室が担当し、漢字部分に関しては東京大学東洋文化研究所の協力によって進められる。

横河ディジタルコンピュータのT-Engine

横河ディジタルコンピュータ株式会社のT-Engineは、ARMの特徴である低消費電力を生かし、高機能携帯電話、PDA、電子ブック、電子チケット、情報家電、車載情報機器向けの開発プラットフォームとして最適な機能が盛り込まれています。また、最終製品に非常に近い形で動作を評価でき、評価機のままデモンストレーションも行うことができます。
またARMコアに限らず、富士通FR400シリーズMB93403対応μT-Engineを2003年第2四半期にリリース予定です。

■横河ディジタルコンピュータのT-Engineソリューション

  • T-Engineハードウェアの設計・製造・販売(表1)
  • T-EngineのICE、及びモニタ環境での全てのT-Engine用の開発環境を提供AdvicePLUSでカーネルのタスクデバッグ対応予定
  • T-Kernel上での各種ミドルウェアの提供、ポーティングなどの開発受託

URL: http://www.ydc.co.jp/emb.html
E-mail:t-engine@fmc.ydc.co.jp

T-Engine写真

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