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WHAT'S NEW−ARCHIVE 2001年1月分

eTRONプロジェクト

このたびeTRONプロジェクト構想が発表されました。eTRONは、コンピュータの中の電子的な「実体:entity」をネットワークを通して安全にやりとりするための次世代コンピュータアーキテクチャです。非接触ICカードの「eTRONカード」などにより、電子マネーをはじめ、電子チケット、有価証券、電子ブックの課金システムなど広い応用範囲を実現します。このようなハッキングできない暗号通信機能を備えた超小型コンピュータの実現により、従来からトロンで提唱してきた安全性の高い「どこでもコンピュータ環境」の世界の実現が可能になると期待されています。

今後の進め方など詳細については、http://www.tron.org/ まで
eTRON

今後のセミナー展開

当協会では従来から、トロンの普及啓発を推進するためITRONオープンセミナーなど各種トロン関連セミナーを主催し、実施してきました。昨年からは、これと併せて世の中の様々なニーズに応えるため、「21世紀のマイクロエレクトロニクスセミナー」や「ITRON教育セミナー」などの新たな試みを開始しました。今年はこうした取り組みを一層加速し、セミナー展開を協会の重点事業として位置づけています。具体的には、マイクロエレクトロニクス/第2回・多漢字OS応用・開発環境などのテーマでのセミナーを予定しています。

今後のご案内については、http://www.tron.org/ 
または、http://www.tron.ab.psiweb.com/ まで
ITRONオープンセミナー

μITRON3.0仕様準拠リアルタイムOS「TR19」

株式会社東芝は当社製マイクロプロセッサTX19ファミリーに対応したμITRON3.0仕様準拠のリアルタイムOS「TR19」を提供しています。TX19は、MIPS R3000AアーキテクチャをベースにMIPS16を追加して当社が開発したRISCマイクロプロセッサです。「TR19」には下記の特長があります。

● リアルタイムシステムに要求される十分な機能を提供
● TRシリーズOSに共通な操作方法を持つ開発環境
● GUIツールによる簡単なOSコンフィグレーション
●アプリケーションシステムの規模にあわせたOSサイズの最適化が可能
● 高速なタスク切り替え、割り込み応答の実現
● C言語、アセンブリ言語のどちらでもプログラム開発が可能
● TRシリーズOSのシステムコールレベルにおいて、互換性が高く、移植が容易
● 32bit, 16bit長命令セットの両方に対応
●イベントログ機能やスタックオーバーフローの検出などデバッグ機能を強化
● GHS社製コンパイラにも対応


詳細は、http://www.semicon.toshiba.co.jp/mctool/index_j.htmまで

TR19

μITRON4.0仕様準拠TOPPERS/JSPカーネル公開

豊橋技術科学大学 情報工学系 組込みリアルタイムシステム研究室 (高田研究室)ではμITRON4.0仕様スタンダードプロファイル準拠の リアルタイムオペレーティングシステム"TOPPERS/JSPカーネル"を開発し、 11月15日に公開いたしました。 このカーネルは、現在、68040及びSH3プロセッサをサポート、移植性を 考慮した設計により、ポーティングが容易な点が特徴です。 また、Linux, Windows環境のシミュレーション環境を用意しています。
本カーネルは、フリーウエアであり、下記URLからダウンロードできます。

http://www.ertl.ics.tut.ac.jp/TOPPERS/
TOPPERS/JSPカーネル

新年の御挨拶

あけましておめでとうございます

21世紀を迎え、これは数年前から言われていたことですが、パソコンの時代がいよいよ終わろうとしています。昨年、我が国において、パソコンの出荷台数が約1000万台だったのに対し、携帯電話などインターネットに接続可能な非パソコンの出荷台数は約2500万台でした。どこでもコンピュータ環境に向けてコンピュータ界は大きく変わろうとしています。トロンプロジェクトに時代がやっと追いついてきました。21世紀には非接触通信機能を備えた極超小型コンピュータが、どこでもコンピュータ(Ubiquitous Computing)環境の世界を現実のものとします。
このために、トロンプロジェクトでは昨年、ネットワークに繋がれたたくさんのコンピュータの中の電子的な「実体:entity」をネットワークを通して安全に送るためのeTRONアーキテクチャを発表しました。電子マネーはもちろん、電子チケット、有価証券、電子ブックの課金システムなどその応用範囲は大変広いものです。
今年も「どこでもコンピュータ」時代の基盤技術開発を推進するトロンプロジェクトをよろしくお願い申し上げます。

坂村 健
TRONプロジェクトリーダー/東京大学教授

TRONSHOW2001


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