トロンフォーラム

T-Kernelとは?

次世代のユビキタス・コンピューティング環境を実現させるためのデバイスに求められる性能を追求してトロンフォーラムが開発したリアルタイムOS「T-Kernel」。その「T-Kernel」の開発環境として標準化したのが「T-Engine」です。

8bitや16bit CPUに対応しμITRONからの移植も容易な「μT-Kernel」をはじめ、32bit CPUに対応したカーネルベースの「T-Kernel」、プログラムのダイナミックローディングに対応することでミドルウェアの流通を促進し開発効率を向上させる「T-Kernel Standard Extension」、さらにマルチコアCPUに対応した「MP T-Kernel」など、小規模なシステム開発から大規模なシステム構築用途にまで対応するフルスケーラビリティが「T-Kernel」の魅力です。

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「T-Kernelはリアルタイム OS」

トロンプロジェクトの20年以上にもおよぶ歴史の中で育まれてきたITRONでの実績をもとに、高機能化していく組込みシステムの要請に応えられるように互換性と拡張性を重視して設計されたプリエンプティブ・マルチタスクの組込み用リアルタイムOS。それが「T-Kernel」です。

「T-Kernelの開発環境はT-Engine」

「組込み機器の開発は、遠回りのように見えても、標準開発環境上でソフトウェアの開発を進めて完成度を高め、ターゲットのハードウェア上へ移植するのが結局は近道である。」こうした方法論のもと、トロンフォーラムでは開発用ハードウェアとして、さまざまな組込み用CPUに対応したT- EngineやμT-Engineといった標準開発環境を定めています。もちろん最終製品は御客様が自由に設計可能です。

「T-Kernelはオープン」

「T-Kernel」の設計は徹底してオープン。仕様書はもちろん、組込み用に実績のあるさまざまなCPUに対応したリファレンス実装版T-Kernel のソースコードも、トロンフォーラムのwebサイトで申し込めば無償で入手が可能です。
※ダウンロードするにはユーザー登録が必要です。

「T-Kernelはスモールフットプリント」

小型組込み機器などに実装するため、最小のリソース環境下でも十分なリアルタイム性能を発揮できるように設計された「T-Kernel」。特に「μT-Kernel」では徹底的にムダを削ぎ落とした実装が可能です。最小構成なら8KBのROMと4KBのRAMでもT-Kernelと互換性のあるアプリケーションを動作させることができます。

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「T-KernelはT-Licenseで配布中」

T-KernelはT-Licenseというライセンスでトロンフォーラムのwebサイトから配布しています。T-Licenseの条件にそって製品開発をしていただければライセンス費用はかかりません。開発したソースコードを公開するのも、あるいは、公開しないのも自由です。「独自技術でT- Kernelをチューニングした成果は、ソースを公開せずにノウハウとして自社で持っておきたい」といった、組込み業界特有の事情にあわせたライセンスです。

「T-Kernelはミドルウェアの流通を促進する」

ミドルウェアの流通を促進するT-Kernelの特徴は、特にT-Kernel Standard Extension(TKSE)の以下の機能に現れています。

  • プロセスベースのプログラミングが可能です。ファイルシステムをサポートするなどT-Kernelの機能を拡張しています。
  • 各アプリケーションはTKSEのAPIでシステムが提供する機能にアクセス可能です。メモリ保護や仮想記憶機能などにより、T-Kernel レベルで動作するデバイスドライバなどを誤って破壊することがありません。
  • TKSEのAPIはT-Kernelとの親和性を高めているため、ソフトウェア資産の移行がスムーズです。
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