トロンフォーラム

T-Engineフォーラムが「トロンフォーラム」へと名称変更

T-Engineフォーラムが「トロンフォーラム」へと名称変更

~ 「組込み」、「ユビキタス(IoT)」に加えて「オープンデータ」や「オープン API」も積極的に推進 ~

ユビキタス・コンピューティング基盤技術の標準化・推進団体であるT-Engine フォーラム(東京都品川区、会長:坂村健・東京大学教授)は、2015年4月1日から「トロンフォーラム(英文名:TRON Forum)」へ名称を変更します。今回の名称変更は、標準化された開発環境であるT-Engineボードの整備が当初の目的を達成したことに加え、プロジェクトの名称として世界的にも広く知られている「TRON」をフォーラムの名称に冠することで、TRONプロジェクトの活動母体であることを国内外に対して明確に示すために実施するものです。

TRONプロジェクトは 1984年に坂村健・プロジェクトリーダーのもとで始まり、すでに30年以上の歴史を持ちます。この間、プロジェクトの活動母体は、TRON協議会(1986年設立)、トロン協会(1988年設立、TRON協議会の事業を承継。その後2010年に T-Engineフォーラムへ全事業を承継)、そしてT-Engineフォーラム(2002 年設立)が担ってきました。

T-Engineフォーラムは設立以来、T-Engineボードの仕様策定をはじめ、組込みリアルタイムOS「T-Kernelファミリ」のソースコードや仕様書を全世界に向けて無償で一般公開するほか、ITRON仕様の保守作業や講習会等を実施してきました。こうした活動により、TRON系OSのシェアが約60%を超えるといった成果を出してまいりました。

今後トロンフォーラムでは、組込み開発環境やOS等の整備や普及だけでなく、IoT(Internet of Things)やM2M(Machine to Machine)といった概念の先駆けである「ユビキタス・コンピューティング」環境を実現するための、ユビキタス IDセンターの運営やucodeの割当、さらに、行政や公共機関が持つデータを誰でも利用可能にする「オープンデータ」の整備や普及、そして IoTの制御のために、TRONのRTOS等を使って作られた機器のAPIをメーカーに公開していただき、整理して公開する「オープンAPI」にも、積極的に取り組んでまいります。

【トロンフォーラム事務局連絡先】

所在地、電話番号、FAX は変更ありません
新URL https://www.tron.org/
新Email office@tron.org

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